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カンゲキ★日記
by Ruby
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■◆『ローラン・プティ グラン・ガラ』ルグリ、ツィスカリーゼ、ベランガール、ボニーノ、上野水香、リエパ
1部の最後はプティがパリ・オペラ座の為に創作した大作『ノートルダム・ド・パリ』からノートルダム寺院の鐘楼の前で踊るパ・ド・ドゥ。
エスメラルダを演じる上野水香はプティ好みの脚線美とコケティシュさを兼ね備えたダンサーで最近は大人気ですね。ツィスカリーゼはボリショイバレエの人気プリンシパルで柔軟な踊りが特徴です。
今回は、うーんあまり2人が合ってなかった印象。水香さんはいつもの水香さんという感じで、以上、以下でもない。
期待としては前以上の彼女を見たかったかな。
いつもと同じ表情と演技で少し物足りない感じ。
最初に彼女を見たとき素晴らしくて、日本にもこんな雰囲気のダンサーがいたんだと感心しましたので、さらに良くなっていてほしかったかな。勝手なファンとしての希望ですが…。
ツィスカリーゼは役に合っていなかったように感じました。
彼は不具なカジモドを演じるには、個性的過ぎる柔軟さが気になってしまう。メークはかなり醜悪に作りこんでいて、彼の役に対して手を抜かない、本気ぶりは好感が持てますが…。
もっとも、私がオペラ座のゲランやスーパーエトワール達が出演している映像の影響で、それと比べてしまっているせいなのかもしれません。
【第2部】
『マ・パヴロワ』より「タイス」パ・ド・ドゥ
(E・アバニャート&J・ベランガール)
とても優雅で美しいバレエ。リフトも多様に使われていて、空気に溶け込むような柔らかで滑らかなE・アバニャートの肢体が、観ている者に感動的に伝わってきました。
よくガラでも見かけるパ・ド・ドゥですが、今回は特にそのクラシカルな美しい作品世界に浸る事ができました。
J・マスネの音楽も美しいですし、今回の2人がフランス的でとても良かったです。
『枯葉』ソロ
(M・ムッル)
木枯らしが吹き、枯葉が舞っている夜のパリの街。プティの傑作『ランデヴー』に出てくるJ・コスマ「枯葉」を、ムッルの為に新しく振り付け直したそうです。
はじめは、柔軟のウォーミングアップのような体勢の動きから入り、詩的な雰囲気でした。特に悪くは無いのですが、全体から見ると、印象が薄かったです。
『チーク・トゥ・チーク』
(上野水香&L・ボニーノ)
プティの愛するジジ・ジャンメールと今回出演のルイジ・ボニーノの為に創作した、粋で洒落たミュージカル風の楽しい作品です。
去年、ルグリの公演でも大変盛り上がった作品でタキシード姿で楽しげに踊るルグリの印象がまだ残ってます。
しかし今回のお二人は大人の洒落た世界というよりも、優しく元気なパパと大人になりきっていない娘という感じで、もともとの意図した設定にはまるで見えませんでした。
水香さんが色っぽく腰を振ってポーズをとってもなんだか不自然に見えてしまう。
ボニーノの優しいサポートは素晴らしかったです。水香さんは今すぐというより今後、もう少し表情や演技に、違うアクセントを付けられる事が出来れば、数々の作品世界に広がりが出ると思いますので、期待して見ていきたいです。
新作、世界初演『カルメン〜ソロ版』
(M・ルグリ)
今回、私が大変楽しみにしていた新作「カルメン」はどのような作品か?
きっとホセの立場で苦悩な雰囲気で踊る作品ではないか、と想像しておりましたが、この考えは見事に裏切ってくれました。
まさか、一人で、ホセ、カルメン、エスカミーリョを踊り演じてくれるなんて!!
この作品でのルグリは若さに満ち、新作にチャレンジして新たな魅力を観客にみせてくださいました。
録音された男性の声や手拍子が入った「セギディージャ」「ハバネラ」の音楽にのせ、間と歯切れの良いバリアシオン。ルグリの足の美しさが際立ちます。カルメン(女性)での踊りは無理に女性らしく演じるよりも粋な感じで、扇をうまく使い、洒落た感じです。テクニックも普段女性が行うフェッテをジャンプ付きで行ったりと観ていて楽しくなりました。
ソロなので、カルメンが刺されるところは自ら扇を閉じたものをナイフに見立てて腹に刺していました。
終わった時は水をかぶったように汗びっしょりの大熱演でした。
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04月11日(金)
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