ID:1624
カンゲキ★日記
by Ruby
[95489hit]
■◆パリ・オペラ座バレエ『ジュエルズ』 ピュジョル、ロモリ、アバニャート、ムッサン、ルグリ、ジロー、マルティネズ
ロンベールの踊りのパーツは、とにかく強烈な個性を必要とします。優しい、繊細とは逆の女性の持つ強さを示すような…。口角の下がった強そうな顔立ちから、迫力ある体型もよく合っていたと思います。この幕は、途中、早いテンポの音楽が途切れずに、次々とダンサーが踊り比べのように入れ替わり、どんどん盛り上がっていきます。はじける躍動感が見ていて楽しいですね。
【ダイヤモンド】音楽:チャイコフスキー
(ジロー、マルティネス、コール・ド)
今までと、全く雰囲気が変わり、ロシア的な“クラシックバレエ”の美しい世界へ。
プティパ振り付けの有名な作品のオマージュのようで、白鳥、眠り、ライモンダ…と見覚えある動きが次々現れてきますので、思い起こすのも面白かったです。
幕が上がるとチャイコフスキーの華麗な旋律と共に、白と銀を基調としたクラシックチュチュのダンサーがずらりと現れ、先程までと同じバレエ団かとばかりに、より繊細なスタイルで美しく踊ります。体型もこの幕ではさらにほっそりとしたコール・ドで、今までと違った印象をより強く感じてしまいました。この幕に登場するダンサーは、男女とも、とりわけ美しかったです。
背景は一面水色で、上部にきらめく銀色の飾りが品良く横に雲のように流れた感じのものでした。
主役は、前からお気に入りのジローとマルティネス。2人は、大変背丈が高く、周りとは迫力が違います。
ジローの個性に、この「ダイヤモンド」は合ってるとはあまり思えませんでしたが、完璧な古典作品ではないので、アプローチの仕方は興味深かったです。あえて、絶対に似合いそうな「ルビー」をはずした日を私は選びました。
久々に見たジローは、間近で見たせいもあり、圧倒的に大きくて、胸、背中など、やたら逞しく、リフトされる時など、正直重そうに感じてしまいました。
でも存在感と煌めきいう点では、他のダンサーにはない独自の個性が光っていて、本当に早くエトワールの称号を与えて戴きたいです。
全体の舞台を背負っていく力を持っていると感じますが、今回はかなり後半スタミナ切れ気味で息が上がって辛そうでした。確かにこの踊り、休みなくかなり大変そう…。でも好きなダンサーです。
マルティネスはなんて優雅でエレガンスに満ちているのでしょう。無理矢理なキメを強調したり、やりすぎな点がなく、あくまで自然に流れるように踊っていました。本当に好感の持てる美しいダンス。体型も背は高いのですが、腰から脚のラインが大変美しく、メチャメチャ気に入りました。
でもこのバレエ団、エトワール以外でも、ダンサーのレベルが非常に高く、そんなに頂点のダンサーと差がないと思いました。ジロー、アバニャート、ムッサン、ドラノエ、etc…、数え切れないですよね。主役でも遜色無い人が…。
03月24日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る