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カンゲキ★日記
by Ruby
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■◆『三月大歌舞伎』(夜の部) 仁左衛門、勘九郎、玉三郎、富十郎、芝翫、左團次、弥十郎、他…
獅子の姿に変わる為に3人が一旦退場したあと、狂言場面(本当に狂言の手法)になり、法華宗の僧(信二郎)と、浄土宗の僧(扇雀)が登場し、清涼山の石橋への道中を面白可笑しく演じて、場を和やかにしていました。
そして、獅子の精になって激しく舞い踊るお楽しみの場面。
花道から登場するときも一度出て引っ込み、再び登場する、歌舞伎ならではの期待を更に高める伝統の演出。白と赤の牡丹の中で、長い獅子の毛を振る3人の姿は勇壮で圧巻。
舞踊はしっとりした舞いもあれば、このように大迫力で激しい踊りも見ることができる、歌舞伎公演はなんて楽しく奥深いのでしょう。
観客も大喜びで拍手喝采でしたが、歌舞伎の場合どんなに盛り上がってもカーテンコールが無いのは残念だなぁ。
【与 話 情 浮 名 横 櫛】
とりわけ華やかな役者が揃い、随所に見所だらけのこの演目は期待とともに拝見しました。
いやぁー 面白かった。生の舞台の醍醐味を味わいましたよ。
《序幕、木更津海岸見染の場》いわゆる、土地の親分、赤間源左衛門の妾、お富〈玉三郎〉と、大店「伊豆屋」の若旦那、与三郎〈仁左衛門〉が、木更津の海岸でお互いを一目で見初める出会いの場面。
大勢の子分に付き添われ、現われた玉三郎のお富は、なんとも大人の色香を漂わせながら、威厳を持ち、凛とした存在感。
対する仁左衛門の与三郎は、若旦那というお坊っちゃん気質を、登場の場面から柔らかく大らかに表現し、此方も大変男前で色っぽかったです。
特に嬉しかったのは、舞台装置が変わる場面で、花道の反対側の客席に降りてきて、1F 通路をぐるりと一周、アドリブに近い話をしながら廻ってくれました。近くでお姿を見られて観客も大喜び。生舞台ならではの興奮ですね。
そして見所は、二人がぶつかって出会った時に見惚れあって、お富は周りに勘ぐられないように「いい景色だねぇ」とごまかし、与三郎は、ぼぅーとなって、着ている羽織を落としてしまう。何とも見事な演出です。
《赤間源左衛門別荘の場》
親分である主人の源左衛門〈弥十郎〉の留守にお富は、与三郎と逢瀬を重ねます。
この場面のお富と与三郎は何とも初々しく、ですが最後はお富のほうがリードして、障子の影に隠れてしまいます。障子のシルエットで愛の場面を客席に映し出す演出で、大変なまめかしかったです。与三郎の初心なしぐさが印象的。
しかし、子分に告げ口され、主人の源左衛門に発見されてしまいます。お富は逃げ込みましたが、与三郎はその場で捕まり、身体のいたる部分に刀で斬りさいなまれて簀巻きにされ海に投げ込まれてしまう。
お富は、海岸まで逃げたが、子分に追いつかれ、与三郎は源左衛門の手にかかったと聞いて茫然自失となり、海に飛び込んでしまいます。
この、“赤間別荘の場”はここしばらく上演していないそうで、今回は珍しいみたいです。
なぜそうだったのか疑問。前後の話の流れもよりわかり易くなるし、色っぽい逢引場面にポッーとなり、最後にお富が逃げるところは、ハラハラする面白い場面でしたので…。
それにしても主役二人は美しい。
《源氏店の場》
木更津での出来事から三年後。黒塀に見越しの松が植えられた、江戸の大店の大番頭、多左衛門〈左團次〉宅。お富は海に彷徨っていたのを助けられ、多左衛門の世話になっていました。(後に兄という事がわかります)
お富は銭湯の帰りで洗い髪姿で色香が匂う風情です。軒下で雨宿りをしていた手代の籐八〈松之助〉を邸内に引き入れ休ませる。
このお富と籐八のやり取りがものすごく面白く、客席の笑いを誘ってました。
お富に気のある籐八を、全く相手にしてないお富が、からかい気味にお化粧したりと…。コントのような感じかな…。
そこへ傷だらけの与三郎が顔を隠しながら、ならず者でゆすり屋の蝙蝠安〈勘九郎〉と連れ立って登場。
ここからの三人での掛け合い芝居の面白かった事!! 勘九郎が入っただけで、芝居の空気がガラリと変わります。蝙蝠安はゆすりたかりをするが、どこか憎めない小物ぶりで、勘九郎にハマる、ハマる!!
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03月12日(水)
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