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つらつらきまま
by seri
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■「笑福亭鶴瓶と駿河学は違うんや」

笑福亭鶴瓶落語会を見に新宿サザンシアターへ。
 ちょうど今日が中日だったが、今まで行った中で一番良い独演会だったと思う。
 何でこんなハマる会の時に限って1日分しかチケットが取れなかったのか…。
 一期一会という言葉が本当にしっくり来る。

今回はゲストを呼ばなかったので本当に独演会。
 前半は新作の私落語&お馴染みの私落語。
 仲入り後は古典。
 今回かけている古典は、明るく終わるタイプのものしか知らなかったので、何故今年はこのネタなのか初めのうちは意外だった。
 サゲにかかったとき、自分が知っているものとは180度違う展開だったのでびっくりしたが、セリフを聞きながら、ついほろり…。
 終演もいつもと違う形式で、場内が明るくなると、泣き顔の老若男女があちらこちらに。
 
新作の私落語は、おなじみのエピソードをくまざわあかねさんが落語に仕立てたそうで、相手側の視点で作られていて、こちらも面白かった。
 大して重要なセリフではないのだが、この落語に出て来たのがタイトルに挙げたセリフ。
 結構心に残ってしまった。

私は4年前の笑福亭鶴瓶落語会で、落語と笑福亭鶴瓶そのものにすっかりハマってしまって今に至るが、今日ほど、鶴瓶さんの落語を心地よく感じたことはなかった。
 やってる鶴瓶さんも非常に乗っていて、「笑福亭鶴瓶の落語」にすっぽりと包まれながら、高座を見ている気持ちになった。
 (あぁ、良いなぁ。やっぱり鶴瓶さんの落語はいいなぁ)と、嬉しくなった。
 
ちなみに鶴瓶さんが今回卸している古典は、柳家喬太郎師を参考にしているそう。
 今鶴瓶さんは喬太郎さんの落語にハマっているそう。
 これを聞いて、11月の練馬で行われる「桃太郎・喬太郎・権太楼三人会」への期待が急速に高まって来たのはいうまでもない。
 きょん師、この噺やってくれないかなぁ…。
 CDにもなっているので、聞いてみたい。
10月01日(金)
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