ID:15636
つらつらきまま
by seri
[312979hit]
■100円で出来ること
立川談春独演会を見に所沢市民文化センターミューズ・マーキーホールへ。
始まるまでお茶でも飲もうかと思っていたら、駅から劇場に着くまでファーストフード店は一軒もなかったので、自動販売機でお茶を買い、公園の芝生のベンチに座ってのんびりと過ごした。
今日は3階席だったので、談春さんは小さくしか見えなかったが、顔を見に来たのではなく、落語を見に来たのだから、別にいいのだ。
しかし、今日の私は木曜からの風邪を引きずっていて、時々咽喉の乾燥に耐えられず涙目となる。
たまたまトローチがかばんに入っていたのを見つけたので急いで舐めて、事なきを得たので良かった。
ただ、風邪薬も飲んでいたので眠気が襲い、前座さんの落語は途切れ途切れにしか聞いておらず…。
すみません。
談春さんの演目は、「子別れ(上・下)」。
子別れの上は初めて聞いたが、あぁいう内容だったのか。
前半では、亭主のだらしなさぶりが、聞いていて愛すべきところが見つからないような描写で、良く出来た女房は一体この旦那のどこに魅力を感じているのかが掴めなかったので、後半もあまり感情移入出来ず。
子供も健気な部分もあるのだけどそれを上回る口達者ぶりの方が印象強かった。
「子は鎹」や「子別れ」はメジャー過ぎて、逆にあまり身を入れて聞いたことが無かったので、談春さん独自の演出部分に気付けなかったことに悔いが残った。
終演後、今日の「子別れ」に満足出来た方は、宮崎の口蹄疫被害の募金に1口100円だけご協力ください、満足出来なかった方は募金は構わないのでそのかわり宮崎牛を買って食べて下さいとのこと。
落語が縁となって宮崎の農家の方と知り合いになり、一番困ってることを訊ねたところ、その時は「バスタオルが足りない」だったが、後日改めて訊ねるとやはりお金、とのことだったそう。
財布に100円がたまたま1つだけあったし、九州出身者として出来ることは協力したいので、募金をしたが、募金箱の前は長蛇の列。
凄いな、立川談春独演会のお客さん。
そんな訳で今日の原宿の落語会は行けず。
まさかの第二弾が行われるCLUB CRAWL寄席は、仕事が立て込んでいたり体調不良に陥ったりしていない限りは行く予定。
ただ、わがままを言えば、創作落語3席のうち、1席は新作を聞きたいなぁ。
さらに偉そうなことを言えば、2丁拳銃のネタのリメイクではないものをそろそろ聞きたい。
漫才形式と落語形式は違うけれども、2丁拳銃とは違う世界を覗きたくて見に行っている面もあるので、2丁拳銃のライブで見たことがあるものを高座で聞くと、面白いけれどもかすかに肩透かしのようなものも感じてしまう。
更にいえば、完全なるフィクションの方が、色々と思わなくて済むからいい、なんてことも思ったりする。
iPod touchを買ったので、iTunesに入っている曲をiPodに移し替えている。
歌詞を表示できるソフトもダウンロードしたが、それは歌詞を表示させたい曲をiTunesで再生しないといけないので、地道に再生を繰り返す。
「グングニル」を再生させた時、条件反射で9年前の単独ライブを思い出し、ぐっとなった。
やっぱりあのライブは何年経っても忘れられなくて、忘れられないから離れることが出来ない。
こういうのはとらわれているというのだろうか。
私としてはこだわっている、という感覚だが。
第4回から欠かさず録画している「空から日本を見てみよう」。
先週の放送の視聴率が5%を割ったらしく、軽くショック。
というか、この番組の何が私をここまでのめり込ませているのか。
06月06日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る