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つらつらきまま
by seri
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■台風が来た
昨日の段階では、朝は大雨、昼からは強風とのことだったので、レインコートはもちろんのこと、替えの服&靴&タオルを持っていくためのリュックや、電気のみならずガスも止まった場合を考えてカセットコンロセットも買って準備万端。
しかし、通勤時は風が強い以外はさほど影響もなく、なんだか飛んだ張り切り野郎、てな感じだった…。
長靴を買うのを止めといて良かった…。
自分のサイズに合うのは安っぽいヒョウ柄しかなく、それでもしばらく迷ったが結局買わなかったのだ。
930hpa〜950hpa台風が直撃することはザラだった九州に生まれ育ったが、自然災害が発生している時に父親が家にいることはほとんどなかった。
ライフライン関係の仕事をしていたこともあるが、シフト勤務の宿直日は大型台風が来る日が多かったからだ。
父は父でただでさえ寝られない宿直日に仮眠を返上する勢いで復旧に当たらねばならなかったので大変だったと思うが、我が家は我が家で母一人子一人で、場合によっては900hpaで風速50mとかいうあり得ないほどの大型台風と対峙しなければならなかった。
こんな時、母はおろおろすることなく、(夫がいないときは私がこの家を守る)と、武士道一直線のような感じで腹をくくっていた。
台風が来る前にご飯を炊いて酢飯でおにぎりを作るとそれらをラップにくるんだり、煮返す度に味がしみ込む上に飽きにくいおでんなどの煮込み料理を作ったり、お風呂はもちろんありったけの鍋や瓶に水を溜めたり、立てつけの悪いボロアパートの窓が割れぬよう、布ガムテープで目張りをしたりなど、普段の生活となるべく変わらず過ごせるような対策をてきぱきとこなしていた。
父がいればいたで安心に越したことはなかったが、母と2人きりでも全く不安に思うことはなかった。
普段、ぼーっとしている私が、こと台風に関しては色々準備をする頭が働くのは、この時の母の姿を覚えているからだろう。
<停電になると、水をくみ上げているポンプも止まってトイレが使えなくなるから、お水だけはたくさん用意しておくこと><目張りをするガムテープは紙じゃなくて布><おにぎりをラップに包んでおけば、お皿を洗う水が節約できる>など、母がやっていたことを後追いで再現。
ちなみに、当時住んでいた家のお風呂は、2丁拳銃の漫才「オカンと銭湯」で「今種火やで〜、2や2」「ガッチャン、ってするやつか?古いで、お母ちゃん」の件に出て来る形式だったので、停電になってもお風呂にははいることが出来た。
なかなか点火しづらいので嫌いだったが、災害の時は重宝出来るものだった。
会社から徒歩圏内に住んでいる私は普段と変わらぬ時間に出勤できたが、電車通勤組は大打撃。
午前中はほとんどの人が出社できず。
私も出社はしたものの、同じ班のメンバーがやっている案件についての問い合わせ電話がピークする日だったので、そちらの対応に追われて、なかなか自分の仕事には集中しづらかった。
それにしても、入社したての頃は電話応対がなってないなどと先輩からいびられて電話恐怖症になったりしたのに、そんなことは無かったかのように普通に3コール内で出て、クレームにもパニックにならず応対している自分が、なんだかおかしい。
オークションで、全員集合を特集していた週刊誌を落札。
打ち合わせの様子やリハーサル時の写真も載っていて、結構面白かった。
先月は3時間特番があったが、志村さんのドリフ内での役割が移行する過渡期のコントもいくつかあり、(この頃はこの順番で出て来てたんだ。後になったら、この役割は加トちゃんがやるんだよなぁ)なんて思いながら見ていた。
30年遅れで全員集合を知ったので、今頃になって知ることが多い。
火曜日はバカ殿の特番をやっていたが、結構前から楽しみにしていたもののいざ始まったら、30分が限界…。
ファミリー劇場のドリフ大爆笑リピート放送も、時代が現代に近づいて行くのと反比例して私の楽しみは遠ざかっている。
どうも私は、“「8時だヨ!全員集合」に出ているドリフ”のみ肌に合う模様。
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10月08日(木)
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