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つらつらきまま
by seri
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■副会長の「死神」
鶴瓶さんが出るので、大雨の中、武蔵野市民文化会館へ出かける。
鶴瓶さん以外の出演者は林家正蔵師と林家たい平師。
友達と「たい平→鶴瓶→正蔵」もしくは「たい平→正蔵→鶴瓶」という出順かなぁ、と事前に予想し合っていたのだが、実際は「正蔵→たい平→鶴瓶」という個人的には最も理想的な出順だった。
落語会開演。
正蔵師の噺が劇的に分からず、久しぶりに取り残され状態。
前の席でげらげら笑っている若いお姉ちゃんに「今のどういう意味なの?」と聞きたくなったほど。
私が関東出身でも関西出身でもないから共感がしにくい、ということも影響あったのかもしれない。
たい平師の落語は初めて聞いたけど、勢いがある「青菜」で分かりやすく、面白かった。
そして、耳慣れた出囃子の「新ラッパ」に乗って鶴瓶さんが登場。
今回、私は先行予約で取った席で2列目のほぼど真ん中という素晴らしいものだったが、周りは偶然にも鶴瓶さんのファンが固まっていたらしく、この一角のみ異常なまでのテンションで鶴瓶さんをお出迎え(笑)。
最近は私的なことで忙しい、上方落語協会の…と鶴瓶さんが切り出すと最後まで聞かずに(副会長就任おめでとうございます!)と祝福の拍手を送ったり(含む;私)。
東京の落語会だと、独演会以外では「鶴瓶?へっ」と鼻で笑う失礼な輩がいるところに座りがちな私にとって、夢のような状況だった。
関西だと独演会以外の落語会でも古典(「厩火事」とか「宮戸川」とか)を掛ける鶴瓶さんも、関東では私落語を掛けることが多いので、今日も「青木先生」とか「回覧板」とかかしら、と思っていたのだが、鶴瓶さんの口から出て来た言葉は「今日は『死神』をやろうかと…」。
「死神」は今年東京でやるとしたら、大銀座落語祭の親子会で掛けるのかなぁと思っていたので、嬉しいサプライズだった。
聞いたことがある鶴瓶さんの落語の中ではダントツに好きな噺なので、うわぁ〜っ!とテンション上がり、ぐぐっと身を乗り出して聞く。
目以外は全身耳になっていたと思う。
去年聞いた、一拍置いてサゲをぽつりと呟くバージョンの方が、鶴瓶版死神の狂気がより迫る感じで好みなのだが、笑いは今日の方が多かった。
終演後、「鶴瓶があんな噺できるとはなぁ」とか「落語やってる鶴瓶はテレビと全然違うね。もっとテレビでも落語やればいいのに」とかいう声がちらちら耳に入り、自然と顔がほころんだ。
上方落語協会副会長ですもの。
06月22日(日)
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