ID:15636
つらつらきまま
by seri
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■輩の血
 私、今何か言った?…と。

 ポカンとしながらも喫煙野郎は「あっ、あぁ、はぁ…」とモゴモゴさせつつも割とすんなりタバコを消し、そのまま特に怒った感じも見せずに休憩スペースから立ち去った。
 私もまた本を読み出したが、実際は心臓バクバクだ。
 コーヒーカップを持ってたらベタに手をがくがく震わせカップをガチャガチャさせながら飲んでただろう。

事の次第を親族や友人にメールで送る。
 「刺されたりすることもあるんだから、あまり頑張らない方がいいよー」と返答する友人達が多かったが、父からは「さすがお母さんの娘だね」との返信が。

 私が幼稚園ぐらいの頃、停車中に酔っ払いがふらふらと近づいて来たかと思ったらドア付近を蹴られる、というアクシデントに見舞われたことがあるが、走って逃げる男を見つけた瞬間、母は助手席から猛然と飛び出し、その勢いでダッシュして、見事酔っ払いをとっ捕まえ、「謝れ!」と迫って謝らせた逸話の持ち主である。
 あの時は(おかあさんこわいよぉ…)と思ったが、確かに私もその血は十分継いだよう。
 “電車男”ならぬ“煙草女”に明るい未来は待っているだろうか。

02月01日(水)
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