ID:15636
つらつらきまま
by seri
[317240hit]

■ミカンとスピッツ
 舞台を見ていてフラッシュが突然光ったり、カメラ付き携帯の間抜けなシャッター音が聞こえると、腹が立つと同時に敗北感もどことなく覚える。
 自分が楽しみながら見ている舞台は、全員を集中させるには力が足りない、ということを誰かから思い知らされた感じがして。

 昔、ライブでハリガネが漫才をしてハケた時、近くにいた子が
 「あっ!ネタに集中して写真撮れんかった!
 …でもいいや。面白かったけん満足したし」
 と友達に言っていた。
 すげぇ、と思った。

「本当に凄い舞台が目の前で繰り広げられてる時は、<写真を撮る>なんていうことに気持ちは動かない」

 そう断言できる。

 私も、ネタ中は自粛したけどゲームコーナーの写真は撮っていた頃があるから(もちろん撮影許可の劇場で)。

 “写真撮影が許されてる劇場でも、自分たちの単独ライブは写真撮影禁止”

 というお達しに少なからず不満を持ったけど、自分の目で舞台を見て初めて、その意味が分かった、という経験もしたから。

 特に、最近は、色々と舞台を見るときの規制が敷かれているご時世だ。
 舞台をみながら、フト
 (舞台中の写真を撮りたいなぁ)
 と思い、規則破りと知りつつ
 (1枚だけなら…!)とか(記念なんです!)とか、心の中で理由付けをしながら写真を撮影してしまったなら。

 自分にとっては
 “写真に収めたいと思うほど好きな芸人”
 は、自分以外の他人には、
 “客にそんな隙を与えてしまうような舞台をしている芸人”
 と、いうことになる。

 何かそれって勿体無いよなぁ、と思う。
 一生好きでいるわけではないとはいえ。
 

03月16日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る