ID:1488
頑張る40代!plus
by しろげしんた
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■よしこ先生(4)
こうやって、どんどん話は進んでいった。
最終的には、9月末に飲みに行くところまで話が出来上がっていた。
ところが今月の頭に、よしこ先生が「ちょっと困ったことになった」と言ってきた。
何でも、他の店に欠員が出たため、当分の間うちに来られないというのだ。
「せっかく約束しとったけど、そんな事情で来れなくなったんよ。ごめんね」
「えっ、何で謝るんですか?」
「だって、行けなくなるじゃない」
「別に職場で会うわけじゃないから、勤務先は関係ないじゃないですか」
「あっ、そうやねえ」
「先生が落ち着いてからでいいですから、連絡してください。こちらはいつでもOKですから」
「わかりました」

ところがそれ以降、よしこ先生から何の連絡もない。
そこで、今週の日曜日、つまり18日に、こちらから連絡を入れてみた。
「あ、よしこ先生ですか?」
「あっ、タカシく…、いやしんちゃん。どうしたと?」
「そちらは落ち着きましたか?」
「うん、何とかね。ここは楽やもん」
「ああ、楽なんですか。じゃあ、日にちも決まったでしょうね?」
「えっ…」
「みんな、先生の連絡待ってるんですよ」
「えーっと…、何やったかねえ?」
「えーっ、また忘れたんですか?」
「‥‥」
「おごり、おごり」
「あっ…。ああ、あの件ね。忘れてないよ」
「もしかして、先生、行きたくないんじゃないですか?」
「い、いや、行きたいよ」
「ああ、よかった。先生は他の店に行って、冷たくなったんかと思った」
「そんなことないよ」
「じゃあ、いつ行きましょうか?」
「あっ、今度の日曜日に、そちらに行くことになっとるんよ。その時に話そ」
「ああ、日曜日に来るんですね。わかりました。その時話しましょう」
ということで、電話を切った。
決戦は、日曜日ということになったわけだ。

さて、よしこ先生は、ぼくの度重なる攻撃をどう思っていたのかというと、別に気にしてはなく、逆に楽しんでいたようだ。
部内の人には「わたし、お酒は飲めんけど、楽しそうやけ行こうね」と言っていたらしい。
さすがお嬢様である。
ただ、最後に「もちろん割り勘でね」と付け加えたというから、ただのお嬢様ではなさそうである。
案外したたかな人なのかもしれない。
もしそうであれば、ぼくは遊ばれていたのだろう。

ま、ともあれ、楽しそうな飲み会になりそうである。
あ、断っておくが、ぼくは最初からよしこ先生におごってもらおうという気は、まったく持ってなかった。
では、なぜここまでよしこ先生に攻撃を仕掛けたのかというと、すべてネタを提供してもらうためである。
おかげで、『よしこ先生』ネタで4日分の日記が書けたわけだ。
こういう場合、逆におごってやらないとならないのかなあ…。
09月21日(水)
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