ID:1488
頑張る40代!plus
by しろげしんた
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■歯医者と整体院(前)
昨日嫁ブーがギックリ腰になったとこを書いたが、その件で朝さっそく整体院に電話を入れた。
「もしもし、昨日うちの嫁さんがギックリ腰になったんですが、今日診てもらえますか?」
「今日ですか…。ちょっとお待ち下さい」
電話の受け答えからすると、どうも予約がたくさん入っているような雰囲気だった。

「ギックリ腰だから、当然痛がってるんですよねえ」
「ええ。本人は歩けんと言ってますけど」
「そうですよねえ。じゃあ11時半に来てもらえますか?」
「えっ、11時半ですか?」
「ええ」
「他の時間は空いてないんですか?」
「あとは夜になりますけど」
今日は10時半から、ぼくの歯の治療が入っていたのだ。
歯の治療にかかる時間は、平均すると50分程度である。
しかし、たまに1時間を超えることがある。
それは麻酔をした時だ。
前回一つの歯の治療を終えたから、今日は別の治療に移る。
ということは、麻酔の可能性は大である。

そこで、ぼくは言った。
「10時半から歯医者に行かないとならんのですよ。治療次第で遅くなるかも知れないんですけど…」
「そうなんですか…。わかりました。でも、なるべく早く来てくださいね」
「はい、わかりました」
ということで、嫁ブーの整体院行きが決まった。

そこで、いつまでも寝ている嫁ブーを叩き起こした。
「おい、電話しとったぞ」
「えー?電話ー?どこにー?」
「整体院」
「ええーっ。行かんち言うたやないね」
「行かんと治らんやろうが」
「・・・」
「わざわざ時間を空けてもらったんやけ、キャンセルはきかんぞ」
「何時から?」
「おれの歯医者が終わってから」
「昼頃?」
「おう、覚悟しとけ」
「わかった…」

当初、歯医者から帰ってから、嫁ブーを車に乗せて整体院に向かおうと思っていた。
ところが嫁ブーは、一人だと心細いのか、「歯医者についていく」と言ってきた。
「別にかまわんけど、1時間くらい待たんといけんぞ」
「それでもいいけ」
そういうことで、ぼくは嫁ブー同伴で歯医者に行った。

イスに座り、口を開けると、先生はおもむろに歯を削りだした。
どうやら懸念された麻酔はなさそうだ。
これでひと安心である。
ところが、こういうときに限って、なぜか時間がかかっているような気がする。
先生や看護婦の、動作の一つ一つがゆっくりしているように思えるのだ。
しかし、壁に掛かっている時計を見ても、それほど時間はたってない。
きっと、こちらの気が焦っているからだろう。

治療を始めて20分ほどたってからだった。
一人の患者が入ってきた。
これで、患者はぼくを含めて二人になった。
患者がぼく一人だけの時、先生はよく時間を忘れることがある。
前に何度かそういうことがあった。
そういうときは、1時間を優に超える。
長いときで2時間かかってしまったこともある。
それだけ治療に集中しているのだろう。
しかし、他に患者がいるときは、当然ぼく一人にかかることが出来ない。
そのため、治療はそこそこ早く切り上げてくれるのだ。
ということで、ぼくは心の中で「ラッキー」と思っていた。
しかし、それは『ラッキー』なことではなかった。
04月01日(金)
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