ID:1488
頑張る40代!plus
by しろげしんた
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■うちの店の駐車場は、ゴミ捨て場ではない!
店で困った問題が起きている。
ぼくの働いている店は、2Fが駐車場になっているのだが、最近そこがゴミ捨て場になっているのだ。
昨日の朝、ぼくがいつものように2Fの駐車場の鍵を開けに行ったところ、市の指定のゴミ袋に入ったゴミが捨ててあった。
もはやカラスに荒らされた後なのか、ゴミはいたるところに散らばっていた。
清掃のおばちゃんがさっそく駆けつけ、「何もこんな所に捨てんでも、よさそうなものなのに。ちゃんと指定日に出せ」などと、ブツブツ言いながら片付けていた。
これまでも、タバコの吸殻を大量に捨てていたり、コンビニやホカ弁の袋にゴミを包んで捨てていた例はあるが、今回のような本格的なゴミは初めてのことだった。

さて、今日の話である。
午前中わりと暇だったので、テレビでオリンピックを観戦していた。
そこに隣の売り場のTさん(女性)がやってきた。
「しんたさん、手が空いてたら、ちょっと来て欲しいんやけど」
何だろうと聞いてみると、「お客さんが、2Fの駐車場に不審な箱が置いてあると言ってきたんよ。行って欲しいんやけど」と言う。
ぼくはそれを聞いて、すぐさま頭の中で「不審な箱」を検索してみた。
検索結果は「爆発物」であった。
おそらく最近「不審な箱」と聞いて、「爆発物」を連想しない人はいないんじゃないだろうか?
ちょうど通報したお客さんも一緒にいたので、詳しい話を聞いてみた。
「何かゴソゴソ動いているんです」と言う。
そこでまたぼくは、頭の中で「不審な箱 ゴソゴソ動く」を検索してみた。
「動物」という結果が出た。
さらに検索していくと、「子犬、猫、ネズミ、ヘビ、イグアナ・・・」という結果が出た。
「さて何だろう?」ということで、現場に向かった。

現場に着いてみると、そこには一升ビンが6本ほど入る月桂冠の段ボール箱が置かれていた。
封は開いていたが、ビニールのひもでくくってあった。
中身が何か確認しなければならない。
そう思ったとたん、心臓が高鳴りだした。
考えてみれば、こういう役回りはいつもぼくにやってくる。
人が倒れていた時も、酔っ払いが暴れていた時も、いつも汚れ役だ。
「損な運命を背負っとる」と思いながら、ひもをずらして箱のふたに手をかけた。
心臓は相変わらず高鳴っている。
「待てよ」
ぼくはふたから手を離し、顔を箱に近づけ、犬や猫を呼ぶ時のように、舌を鳴らしてみた。
「チ、チ、チ」
「・・・」
「チ、チ、チ」
「・・・」
反応はない。
「しかたない。開けるか」
もう一度、ふたに手をかけた。
「いや、待てよ」
また手を離し、今度は箱を軽く蹴ってみた。
「・・・」
もう一度蹴った。
「・・・」
反応がない。
「しかたない。開けるか」
再度、ぼくは箱のふたに手をかけ、「損な役回りやのう。もうどうにでもなれ!」と思いながら、片方のふたを開けた。
「!?」
中には、何かビールケース、いや牛乳ケースのようなものが入っていた。
中を覗いてみたが、暗くてよくわからない。
におってみると、やはり何か生き物が入っているのだろう。
糞のような臭いがした。
ケースの前にたたずんでいたが、どうしてもその牛乳ケースのようなものに触る気がしない。
触れたとたんに「バーン」となるかもしれない。
ヘビが出てきて、手を噛み付くかもしれない。
いろんな思いが、ぼくにケースを触らせようとしない。
このままそこにいても埒が明かないから、ぼくは箱を閉じ、それを1Fの事務所前の商品搬入口まで持って行くことにした。
抱えてみるとそれほど重いものではなかったが、いつ「バーン」と鳴るかと思うと、あまりいい気持ちはしなかった。

搬入口に着くと、ちょうどそこには店長代理がいた。
「しめた」と思い、「この箱が2Fの駐車場に放置してあったんですけど」とぼくは言った。
「何それ?」
「さあ?中に牛乳のケースのようなものが入ってるんですけど。それに何か生臭い」
「そこに放っとき」
「そういうわけもいかんでしょう」
「じゃあ、開けてみようか」
ということで、二人で開けてみることにした。

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02月24日(日)
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