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頑張る40代!plus
by しろげしんた
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■ソノちゃんシリーズ最終話
もちろん、仕事は全然やっていない。
「何も出来てないじゃないですか。今日は我々は遅くなりますから、ゆっくりやって下さい」
ソノちゃんは、ブツブツ言いながら仕事をやっていた。
ある日のこと、ぼくが倉庫に行くと、そこにソノちゃんがいた。
かばんを持っていたので、「帰るのかな」と思って見ていると、急にかばんで顔を隠し、中腰になり、事務所のガラスの下の腰板のところに身を隠しながら、這うようにして外に出て行った。
その頃ソノちゃんはもう50歳近かった。
「いい歳してよくやるのう」と感心したものである。
ソノちゃんは、当時若い人ばかりいた職場の中では、異色の存在だった。
しかし、その生命力たるや、凄いものがあった。
転んでもただ起きない、という気迫に満ち溢れていた。
が、少し間抜けであった。
06月07日(金)
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