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すうみん日記
by すうみん
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■遊びの女
水商売の女性は基本的に「遊びの女」であってしかるべきともいえる。
しかし、「キャバクラ」などにおいては、少々、様相が異なる。
お客が「本気」モード全開になったりすることが結構ある。
この商売そのものがそういう仕掛け・仕組みのうえに成り立っているようだが、本気になるお客はそういうシステムなんだと気付いていないこともある。
そもそも「遊び」のはずが何故「本気」になるのか?

いったん、女性側の立場にたって考えてみる。
女性としては、自分が「遊びの女」として扱われるのは嫌である。遊ばれて飽きたらポイ捨てされるのは、たとえ仕事であっても嫌だ。自分を大切に扱ってもらえるほうが(相手を好きかどうかにかかわらず)嬉しいもんだ。

男性側の立場にたって考えてみる。
相手の女性を好きになった。すぐにヤレルのは無理っぽいけど、ラブラブになりたい。自分の気持ちが「遊び」じゃなくて「本気」ってことを示さないと相手にもしてくれないだろう。(特に、遊んでポイ捨てしたことない真面目なお客に限ってこうなりがち)

などと考え、「遊び」で店に行ったつもりが、いつの間にか「本気」になってくる。

さらに、女性によっては「さみしい、あいたい」などというメールを同時多発的に送ったり、接客時に夢を売ったり、競争心をあおられたり。単なる「軽い遊び心」では「遊べない」気分になってくる。

かくして、本気で恋したことがない人であっても、一世一代の「本気」バリバリ・モードになってしまうのである。

これが「やらせない」ことが売りのキャバクラ・ひっぱり戦略にかかると、かなりの期間、ハマることとなる。

一方、「やらせる」または「はずみでやっちゃう」と、男は本来?の「遊び」モードに戻りがちである。

「男ってのはそんなもんだから」ってのが語り継がれる所以である。

でもでも、本来、「夜遊び」というくらいだから、遊びでいいはず。

楽しく気楽に遊べるのが一番のはずなのに、客はみなかなわぬ恋に本気になってお互いにストレスがたまっていく。

遊びの女が遊ばせる場合も、これはこれで楽しいのだが、楽しすぎてハマってしまう。

適度の「本気」、適度の「遊び」など、できるはずもなく、永遠のたたかい?はエンドレス。

05月01日(土)
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