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すうみん日記
by すうみん
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■東京の一夜
「東京の一夜は、この街で過ごす一年のよう♪」という古い歌があるが、この歌詞の解釈を巡ってある種の論争があるらしい。
多数説・有力説では、東京の夜はそれほど刺激に満ちていると解釈されている。しかし、どこに行けば、地方の一年分に匹敵するほどの刺激に満ちた一晩に遭遇できるのだろうか?そんなに楽しいのか?東京の夜は?
そして、少数説ではあるが、これは「お金」のことを指しているという見解が存在する。
田舎で使う一年分のお金を、東京では一晩で浪費して散財してしまう、という説である。
その説の裏付けは、この後に続くフレーズだ。
「東京の一夜は、あなたの顔から微笑みさえ、消してしまう」というもの。
つまり、お金を使い果たし、スッカラカンになって、顔が引きつってしまう、というもの。
そして、一文無しになった彼(彼女)は言う。「最後に書いた手紙はつらすぎるから読まないで。今まで書いた手紙は破いて焼いてね。」お金が無くなってつらい・・・と手紙に書いたものの、自分のアホさ加減が発覚するのを恐れて読まずにいて、そして借用書は、破いて捨てて欲しいと懇願する。
「そうして僕らは、あの日電話で、初めてのサヨナラを口にした。」そう、もはや、『金の切れ目は縁の切れ目』ということである。
なんと、哀愁に満ちた悲しい歌なんだろう。
さすが、名曲といわれる所以である。
そういうことですよね、カイさん?
09月10日(水)
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