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すうみん日記
by すうみん
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■バーボン
お酒を浴びる(あびる)ように飲むことはあっても(実際、浴びることもあるのだが、その話は置いといて)、実はあまりお酒に詳しいわけではなく、飲みやすければなんでもいいって感じ。「バーボン」についても、全然、知識とか持ち合わせていない。だが、私たち世代は、「ペニーレインでバーボン」をっ!って歌を子供の頃から聴いてたおかげで、大人になってお酒が飲めるようになったらバーボンを飲んでみたいっていう一種のアコガレの対象を持っていた。
「ペニーレインでバーボン」っていうのは、
「時がたってしまうことを 忘れてしまいたい時があるよね」で始まり、
「何となく自分だけ意地をはり通して
 さからってみたくなる時があるよね」
「そんなとき僕はバーボンを抱いている」
「どうせ力などないのなら、酒の力を借りてみるのもいいさ」
「勝手に酔っ払っちまった方が勝ちさ」
「今夜もしたたか酔っている」
てな歌詞で酔っ払いのテーマソングみたいなもんだが、
原宿にある(あった?)らしい「ペニーレイン」っていうお店で、バーボンを飲んで酔っ払うという歌。
大人になってバーボンを飲むと、なるほど、おいしくて飲みやすい。
バーボンで思い出すのが、だいぶ前に、アメリカのケンタッキーの地方都市の飲み屋さんに行ったとき。
こちらが本場だと思って「バーボンください」と言っても「は?」と、通じない。「ハーパーください」と言っても「は?」と、通じない。「ワイルドターキーかジャックダニエル(注:ジャックダニエルは正確にはバーボンじゃなくてテネシー・ウィスキーというらしい)ください」と言ったら、やっとそれらしいのが出てきた。どうも、あちらでは、こちらの日本酒の地酒の銘柄を聞くような感覚だったらしい。
とにかく、お酒の種類は数あれど、何はともあれ「酒の力を借りて」「意地をはり」「さからって」「酔っ払っちまった方が勝ち」「時がたつのを忘れ」ってのは、酒を飲んで酔っ払うとはそういうことだと幼い頃から刷り込まれた不変の基本スタイルとなってしまっている。
05月10日(土)
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