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えびたま
by くにひた
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■「太陽」を観る
仕事のあと、一度おうちに帰って
フォーラムのレイトショーへ。
「太陽」
日本公開が実現するとは思ってなかったから
すごく楽しみにしていた。

とても静かな映画だった。淡々と。
公開初日に観た心の姉さん・いそのさんが
言うには「所々、意図的に眠らされるとこがある」と。
確かに、大典が一緒に観てたら
間違いなく寝てる。
わたしは、割と好きだと思った。

イッセーさんがまるでロボットでも演じるかの如く
昭和天皇を演じていた。淡々と。
皇居地下のシェルターで
静かに、侍従の指示通り。淡々と。
マッカーサーとの会食も
やはりどこか欠如したまま。淡々と。
そういう意味では、人間じゃなかったと
言えるのかなと思ったり。
人として育てて来られなかった人みたいな。
でもちゃんと感情の起伏がみえて来る。
イッセーさんは天才と思う。

空襲や、焼け野原になった東京など外の世界の映像は
どこか幻想的で、
ユーリ−・ノルシュテインのロシアアニメの雰囲気に
似てると思った。

「日本人が撮るべき映画だが
扱うのは不可能」みたいなことをいわれてたけど
そして確かに不可能なのだろけど
こんなものも扱えないと言っているのは
ほんとにくだらないと思った。

桃井かおりの皇后も楽しみにしてたのだけど
イッセーさんの浮き世離れな感じに対して
すごく庶民的だったので
急に空気が変わってしまい
これでいいのかしらんと思った。

めっきり寒くなった夜道を一路
コアな居酒屋・あべひげへ。
着いた途端「ほら来た!」とあべさん。
たった今、お前にメールしたんだ、と。
みると確かに
「カレー作ったから取りに来なさい」と命令メールが。
どこまでもタイムリーなあべさんであったよ。
10月12日(木)
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