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えびたま
by くにひた
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■ベルンハルト・シュリンク「朗読者」を読む
普段、翻訳ものってなかなか手が出ないんです。
これは作者その人の文体じゃなく翻訳者の文体なんだーと、
頭を切り替えて読もうとするからでしょうか。
そのせいか
翻訳ものを読むときって、
いつもより時間がかかったりするんですよね。
「朗読者」も、ちょっとかかりました。
でも、よかったー
15歳の主人公がかなり年上の女の人と
関係をもってしまうところから始まり
それがすごくはかなくて危うい幸せな日々として描かれていて
その後の展開が意外なだけに
どうしてもハッピーエンドになってほしいと
祈ってしまうお話でした。
ドイツ文学って意識があったからかしら。
すごくストイックな気がしました。
前半の甘美であろう日々の描写が、淡々としてて。
でも、年上の女性・ハンナの存在は生命力が溢れてたなあ。
歴史や、それに関わった世代への断罪だとか
複雑なものが絡んでくるんですが
それらすべての要素が緻密に関わり合い、
無駄なもののないお話だと思いました。
そこもストイックに感じられます。
これも吉野朔実さんが紹介してて、気になった本だったんですが
「こういう本が売れると安心します」と書いてました。
なるほど。
これをベストセラーにする世界なら
まだ捨てたもんじゃないかも。
>そして今日も飲みのわたくし
未来樹代表こっぺさんちで。
幸せな一時でした。
あすこのおうちの食べものはみんなおいしくて
お話もいつもたのしい。
何より、酔っぱらったこっぺさんが
一番楽しみだったりします。
黒く、キュートに酔っぱらう。
いつものこっぺさんじゃなーい。
またお邪魔させて下さい。
07月20日(土)
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