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抱茎亭日乗
by エムサク
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■東葛映画祭2005 映画『CHARON』,『呑者家 銅鑼』

 東葛映画祭2005の3日目、最終日。
高橋玄さんの『CHARON』が上映される柏のアートコンプレックス『MONAIZO』。
事前に事務局に場所を問合せたら「35oの上映なので、是非観に来て下さい」と言われる。
会場の劇場も把握せずトンチンカンな受け答えを平気でする池袋演劇祭とは応対が違う。
街の人たちの気持ち、手作り感が伝わって来る。

柏駅から『MONAIZO』までの通りにはおしゃれな洋服やとか飲食店がポツポツあって、柏は結構洒落た街だ。
『MONAIZO』も面白い空間だった。こういう会場で映写機の音がカラカラ響くのも素敵。

久し振りに高橋玄さんに会う。玄さんがご馳走してくれたワインを飲みながら『CHARON』多分10回目の鑑賞。
改めていい映画だと思う。久し振りに見て、思い出すこといろいろ。

上映前には地元出身のアーティストのミニライブ、上映後は玄さんと出演者たちのトーク。
『ポチの告白』の予告編とか今製作中の作品の特報なども見る。
東葛映画祭に来た人には教えてあげる、という内容。

これが圧倒的に美しい。玄さんは「デジタルだから全然」と言っていたが、我が家のPCで見るのとは大違い。
最新作についてはまだ言えないけど、私は言いふらしたくてたまらない。

 今日はキクちゃんにも映画祭のスタッフにも会えず、舩木壱輝さん運転する車に同乗させてもらって新宿。
後ろの席には風邪と腰痛でほとんど死んでる玄さん。

私は助手席で舩木さんとお話。
「『妹−SISTER』の舩木さんがやられるシーンはドキドキしました。舩木さんの悔しそうな表情が良かった!」
他映画の話いろいろ、地震の話など。ああ楽しい。幸せなひと時。

 新宿の居酒屋『呑者家 銅鑼』では、劇団『新宿梁山泊』の渡会久美子さんが隣の席。
今は東京ドームホテルになっている場所にテントを建てて公演した「梁山泊版・四谷怪談 十六夜の月」の話。
「奥田瑛二さんが公演直前に怪我して大変でしたね、でもすごい頑張っていた」と言ったら舩木さんが
「やっぱりあるんですね、そういうことが。『四谷怪談』だから」。
あ、そういうことなの?

渡会さんも出ている、私の大好きな映画『夜を賭けて』の話。

お茶漬けを食べて漸く復活の玄さんともいろいろな話。
私と玄さんの会話を「面白いですね」と言って笑う舩木さん。
私はその笑顔を見てるのが楽しくてたまらない。

ゆうばり映画祭も素晴らしいけど、東葛映画祭も良かった。
これから更に発展して続くことを願う。
私は映画人でもないのに玄さんには本当にいろいろなことを経験させてもらって、感謝しきり!
10月16日(日)
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