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抱茎亭日乗
by エムサク
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■ギネス王子
(昨日から続き)と思いつつ、掃除、洗濯。
「いつもきれいにしておくべきだろう」という彼の言葉も尤もなので。
昨日は結局メールアドレスを聞きそびれてしまい、ギネス君に葉書を書く。
20時前に電話。また「どちら様ですか」と言われる。
「昨日はゴメンナサイ。今日は忙しい?」
「もう飲んでるよ」
「掃除しました。準備万端整いましたので、お待ちしてます」
「池袋に着いたら電話する」
で、23時を過ぎても連絡がない。やられた。
24時を過ぎてこちらからかけても、呼び出し音は鳴っているが出ない。
24時半を過ぎて、やっと繋がる。
「忘れちゃった?」
「忘れてた」かなり酔っている様子のギネス君。
「お待ちしてますが」
「意地悪されたから仕返したの」
「じゃあ、来ないの?」
「眠くない?」
「全く」
「今、交差点」
「お迎えに上がりましょうか?」
「うん、多分辿り着けない」
王子を迎えに行く。会うなり体当たりされる。
家に着いたら、スーツを脱いで、バルコニーには出てくれず、換気扇の下でタバコを吸い、ばったり和室に倒れこむ王子様。
掃除のため上げていた、すのこベッドをセッティングするのも大変。
布団もシーツもぐちゃぐちゃなまま、王子様は爆睡。私は読書。
まあ、とんでもない我がまま坊やも機嫌は直ったようで。
しかしこんなことやってたらまた「お母さんみたい」とか言われそうだ。良くないね。
05月17日(火)
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