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抱茎亭日乗
by エムサク
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■『東葛シネマNight』,『PAPA HEMINGWAY』,『ジャックローズ』
 高橋玄監督の映画『CHARON』のプレミアム上映会と、東葛地域(千葉県柏市・我孫子市・流山市・沼南町)と映画を語るトークセッションがあるとのことで、柏市民文化会館大ホール。
ってどこ?北柏駅から徒歩15分?また不便な(地元の方、スミマセン)。雨降ってるし。
駅からタクシー。暗い道を歩いている人は誰もいない。

会場の扉を開けてびっくり。観客いっぱい。立派に舞台設営がされている。
ステージに4市町の首長と、玄さんと、我孫子市出身の『CHARON』主演川本淳市さん、流山市在住の舩木壱輝さんらが並んでいるのも凄いが、スペシャルゲスト哀川翔、トークセッションの司会がタキシードを着た『マツモトキヨシ』の重役(だけどとっても軽いのり)って、非常に不思議かつ豪華な顔触れ。
観客も、役人から一般市民からミーハーファン、家族、友達、老若男女。

3市の首長は政治家としては若手で、『座頭市』と勝新と八千草薫が好きだと言う沼南町長は、一人「長老」の味を出して、司会にいじられまくっていた。
しかし締めは重みのある言葉で、このイベントの最大の功労者である川本さんを励ましていた。さすが。

『CHARON』を見るのは3回目。スクリーンもきれいで驚く。上映後は拍手が起こった。

こういう会場だから仕方ないのかもしれないが、何故上映中ケータイを見るかね?他にもいっぱいいたが、とりあえず近くの若者が30分ぐらいの間に4回もケータイを見てるので「眩しいんですけど」と注意する。

終了後、ロビーで友人を探す。会社員時代の知人Nさんが何年かぶりにメールをくれ、Nさんが日記の読者で我孫子市民であると知った。
「友達が我孫子市の市議会議員をやってまして、東葛シネマナイトにもボランティアスタッフとして参加するというので、ひょっとして桜井さんがいらっしゃったらお知り合いになるかも・・・」
とのことで当日3人でお話しましょう、と言っていたのだ。

見当たらないので、玄さんに挨拶。玄さんはこのイベントには呼ばれて来ただけで、会場は映画の上映設備がなく機材を持ち込むなどしたが、その仕切りも全てボランティアがやったと聞く。
すごい、大成功ではないか。この雨の中1600名入る会場をいっぱいにするなんて。
しかも、4市町合同、それぞれのボランティア団体は出来たばっかり。
初めての大イベントでこれだけ出来れば、東京国際映画祭のような企業主体のものではない、夕張みたいな国際映画祭も可能なのでは?

『CHARON』もすっかり転がり広がるってる。カロンサポーターとして感慨深い。

さて、Nさんは?と思って玄さんに「久野晋作さんていう我孫子市会議員の方ご存知ですか?」と聞いてみる。「知らないけど、川本ならわかるんじゃないか?」と言って聞いてくれる。
地元の人に囲まれ話している主演俳優を走らせる私。恐縮です。

Nさんは来られなくなってしまったそうで、初対面の久野さんにご挨拶。
久野さんは我孫子市会議員1期目、32歳。我孫子市は市長が若いと聞いていたが、議員もフレッシュなのね。30代が7人いるとか。今日は皆このイベントのボランティアスタッフをしているとか。素晴らしい。

 イベントを支えた40名ぐらいのスタッフの打ち上げに紛れ込んで『PAPA HEMINGWAY』。
川本さんが挨拶で言葉に詰まる。何もしてない私も泣きそうになる。

一部の人たちが帰り始めた頃、黒人ファッションの洋服屋の兄チャンみたいな2人連れが現れる。ちょっと皆と雰囲気が違う。
私の前の椅子が空いていたので、彼らのテーブルに持って行ってあげると、その椅子を戻して私が座っていたテーブルへ2人で来た。
ビールを注ぐと、ものすごい勢いで飲み干す。「何飲んでる?なんか食うか?持って来てやる」と言って、すぐにテーブルがお皿でいっぱいになる。

「名前は何だ?」「桜井真理です」「まりっぺか」以降ずっと「まりっぺ」。
背と声が大きくて、年は同じぐらい。キクちゃんというらしい。もう一人はヒロ。
近くで飲み屋をやっているとか。でもお店のHPもカードもない、って本当かなあ?


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10月19日(火)
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