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抱茎亭日乗
by エムサク
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■『駒沢美粧』,慶應義塾大学病院,『MARIBAR』パーティー
パーティー用の衣装は今日買えたら、と思うが時間がなさそう。
ジョン・ガリアーノの下着に胸当て?とスカートを着てみる。
働く格好ではない気もするが、他にどうしていいかわからず。
10時に予約した『駒沢美粧』に着いたのは10時半頃。
「今夜はパーティーなので尋常ではない髪型にして下さい」と言って、ベレー帽のようなスタイルに決まる。
担当の斉藤さんに「桜井さんて『ジャッキー・ブラウン』のイメージですよね。暴力的で」と言われる。
へ?暴力なんてもっとも苦手とするところだけど。
『ジャッキー・ブラウン』のサントラは昨日『TSUTAYA』で借りようかと考えていた。
しかし私は『ジャッキー・ブラウン』より『コフィー』の方が好きだ、と思ってやめた。
カットが終わったところで「色は?」「うーんパーティー会場が『なすび』なので紫」
お婆さんの白髪染めにはならず、秋らしい色に染まった。
私の後ろ姿を見て「裸じゃないですか」と斉藤さん。笑うしかない私。
やはり衣装を買う時間はなく、慶應病院へ。受付を済ませて売店でおにぎりを買ってお昼。
『なんでも酒や カクヤス』に電話。お酒を注文しようと思ったら、お店の住所がわからないとだめだと言う。どうしよう。心当たりを電話してみるが、繋がらず。
病院が終わったらすぐに『なすび』に行って、住所を確認すれば間に合うかしら?困った。
婦人科の受付をして1時間。前回2回続けて一番最後に回されたので、看護士に聞いてみると、間もなくだと言う。しかし何人も先に入っていく。診察室に入って「まだですか?」と聞く。また抜かされたようだ。
この前来た時に意見箱に投書したが何も変わってないではないか。
「次に呼びます」と言われて、別の診察室へ。子宮の入り口と奥の組織をとって、内診と超音波。痛い痛い。
15時半過ぎに終わって、急いで『なすび』へ。店内に住所がわかるものが見当たらず、表へ出て番地表で住所を確認、『カクヤス』に電話。
「17時半までに持って来て」と頼むが「17時に出て、順番に配達ですから19時までには行きます」って、それじゃあ間に合わない。
注文の数を減らして、近くの酒屋に買いに行くことにする。
様子を見に『なすび』の千秋さんが来る。点いていないライトのスイッチを入れて「大丈夫だね、じゃあね」。
目白駅近くの『田中屋』はお休み。『美乃家』でお惣菜を買って近くの酒屋を聞く。
教えてくれたのは『なすび』のすぐ近くの『サンクス』。お酒とおつまみを買いに2往復。
戻ると黒電話が鳴り続けていた。『カクヤス』から。注文の品が全部揃わないから代替品で、という。それはいいから17時半までに持って来て。
昨日閉店時のままのようだったカウンターを片付けて、ささきもと子さんが作ってくれた表札を飾って、映画『CHARON』のポスターを貼っているところへ母が来る。「なんか臭いわね」。
『カクヤス』からお酒が届く。なんとか間に合った。
何故か財布の中のお金が全く足りず、母に借りて支払い。
「やあね、私がいなかったらどうするつもりだったの?」と母。本当にやばかった。
十分足りる金額を持っていたはずなのだが…。
だいたい、酒など前日までに注文しておけば良かった。大失敗。
『なすび』のカウンターは9席、後ろにテーブルの無いベンチシートがあって、普段は荷物を置いているが、4人ぐらい座れる。
そこへ入れ替わりとはいえ23名のお客様。ギュウギュウ。
買ってきたビールはすぐに無くなり、『カクヤス』のビールは冷えておらず、大変なことになる。
バケツに氷と水を入れてビールとワインと冷やす。母と電脳キツネ目組Yさんが活躍。
お客様にやらせるところは『檸檬屋』の住枝さん仕込みということで。
お手伝いのキツネ目組Aさんは電車の遅れで20時頃到着。カウンターの中は和服のAさんと背中が裸の私。
キツネ目組からは大きいMさん、KMさん、N君、Rさん、Hさん、酔っ払った母に腕をバシバシぶたれていたMさん、久し振りのFさん。
「なんか、『檸檬屋』が目白に来ちゃったみたいだな」という声あり。
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09月22日(水)
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