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抱茎亭日乗
by エムサク
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■『フリーエージェント社会の到来』読了,映画『ティント・ブラス 秘蜜』,一人『プロジェクトX』
ダニエル・ピンク著『フリーエージェント社会の到来 「雇われない生き方」は何を変えるか』読了。非常に面白かった。
始めは、アメリカの会社員も日本のサラリーマンと同じように窮屈な思いをしているのに驚いた。
しかし、フリーエージェント(フリーランス、臨時社員、ミニ企業家など、決められた上司の下ではなく、組織に縛られること無く、複数の顧客を相手に自分にとって望ましい条件で独立して働く人たち)はいまやアメリカの労働人口の25%を占めるまでになると言う。
フリーエージェントの労働倫理は「自由」「自分らしさ」「責任」「自分なりの成功」によって構成される。
他にも「互恵的な利他主義」「弱い絆の力」などの言葉は私にはすんなり入ってくる。
アメリカでもまだ法律や社会制度は「雇用」が前提、日本は更に気が遠くなるほど遅れている。
しかしきっとアメリカを追いかけるような形になるだろう。兆しはある。
私もフリーエージェントを模索している一人だし。
『ティント・ブラス 秘蜜』は期待が大き過ぎた。
ティントブラスの映画は女がアーパーでケタケタ、ウフフ、アハハって笑ってばかり。
それはばかばかしくて、まあいい。お尻の動きやファッションも面白い。
しかし、今回は戦争がらみの暗い話。
女の悩みは下らないんだけど真剣に悩んでいて笑えない。
『髪結いの亭主』のアンナ・ガリエナは頑張っていたと思うが。
乱交パーティーも奇妙な格好の人たちが登場するけど、
同じ動きの繰り返しで何の驚きも無い。
もっと変なのでなくてはつまらん。
昨日の『プロジェクトX』を「見たよ」とゼミの後輩T君にメールしたら、
解説メールが来る。
彼はケーブル敷設船には乗っていなかったが、
KDDの事務方としてプロジェクトに関わったらしい。
海外との熾烈な争い、通信ビジネスへの思い等、
私一人のためのメール版『プロジェクトX』という感じ。
番組内容の理解も深まるし、T君の活躍も教えてもらって、興味深い。
番組でケーブルを作った人は「地図に残る仕事だ」と言っていた。
記録でも記憶でもいいが、「これをやったんだ」というものがあることは
誇らしい、幸せなことだ。私も頑張ろう。
02月19日(水)
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