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抱茎亭日乗
by エムサク
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■ソンコ・マージュ コンサート,『coccolo』
 檸檬屋で演奏会をやってくれていた、世界的フォルクローレギター奏者のソンコ・マージュさんのコンサート。
幻の名盤解放同盟の船橋英雄さんを誘って、新宿文化センター小ホール。

檸檬屋では演奏と同じくらいトーク炸裂で、大きな声のおしゃべりが止まらないという感じだったが、コンサートは正装で、お話も抑えめ。
次々に素晴らしい演奏を聞かせてくれる。かっこいい。

席は12列目だが後の方。満席。
檸檬屋では指の動きが見えるぐらい近くで聴いていた。あの演奏会の貴重さを改めて思う。
しかし檸檬屋には「携帯電話をマナーモードにして下さい!」と叫んでおきながら
「もしもし!」と電話に出たり、
「オイ!聞けよ!お前はここに座れ!」とお客さんに注意したり
「ソンコマさん、ちょっと待って。トイレ行ってくるから」と大騒ぎの住枝さんがいた。
今日はソンコ・マージュさん一人の場であるから、本当に集中して演奏が聞けた。
気持ち良かった。

 終了後船橋さんと楽屋を訪ねる。
ニコニコで70歳とは思えない、お肌ピカピカのソンコマさんに船橋さんを紹介する。
「檸檬屋みたいなところではもうやらないんですか」と尋ねると
「そうねえ、細かいところはね。地方なんかはあるんだけど。
今度2000人ぐらいのところでやるんだよ。あははははは」

そうか。私としては演奏はもちろんだが、あの硬軟織り交ぜた文明論、音楽論、Hな話なども
幻の名盤解放同盟の人たちに聞いて欲しいと思うのだが。
一般の人には演奏中心が好まれるのかもしれない。

 船橋さんはソンコ・マージュさんの師、ユパンキが好きだったそうで、
喜んでくれてよかった。
近くの喫茶店でいろいろお話。幻の名盤解放同盟の活動のことなど聞きたかったのだが、
本のことなど私ばかりしゃべってしまう。

 幻の名盤解放同盟が絶対的に支持している川西杏さんが、宮崎学さんと鈴木邦夫氏と鼎談をしたときに、2人に捧げる曲を作ったとか。
「キツネ目の男音頭」(だっけな?)はものすごくいい曲らしい。聞いてみたい!

 船橋さんとの約束には10分遅刻した。
次の約束、美味追求の会の待ち合わせには20分遅刻。しかし最初のお皿には間に合った。

美味追求の会のメンバーで、大手の外資系食品会社で働いていたKさんが独立して、
1月8日に自由が丘に『coccolo』というお店をオープンした。
白を基調にした女性らしいお店。シェフも女性。
料理もお酒もイタリアンと和の融合といった趣の構成。美味しかった。

 美味追求の会の昨年のクリスマスディナーは、丸ビルの『アンティカ オステリア デル ポンテ』。私は予算3万円超、と聞いて参加しなかった。
「どうでした?」と聞いたら
「会始まって以来の汚点」「思い出したくない」と散々。
まず、メインまで「味がない」もの続きだったらしい。
メインは「これにこれかい?」という意外な組み合わせで、
それが予想通りなのか反してなのか全然美味しくない。
半分残してもサービス係も料理人も何も聞かず。不思議だ。なめているのか?
「忙しいにしてもあまりに酷い」と、皆怒っていた。
デザートだけは美味しかったと言う人もいた。

『coccolo』は良かった。ランチは1,000円とのこと。
お近くの方は是非寄ってみて下さい。
02月16日(日)
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