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抱茎亭日乗
by エムサク
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■第17回池袋演劇祭前夜祭,『隠れ野』,新座泊
どっかり落ち込んでいる母に可哀想だが、言わせてもらう。多分母はこの会話を忘れるであろう。
再び元気になった時は「私はそんなこと言わない!」となるに違いない。
新座の実家に着く。待ち伏せはされていなかったが、留守電が9件。塗装工H氏のメッセージが4件。
「体の調子が悪いって人が遅くまで遊んで歩ってんじゃねえか。切れちゃうぜ、ホントに」とか
「居留守を使うのかよ。明日お前さんにもらったものを…近所中にでっかい声で怒鳴る。俺にそうさせるのは、お前だ」とか。
これは脅迫電話じゃないか。私が110番。「今から行きますか?」と言われるが「とりあえず今は大丈夫です」。
新座警察から電話。母が出る。「『殺す』って言われたんですか?」とか「今殺されそうなんですか?」などと言われて「いえ、そういうことはないです」と答える母。
「お金のトラブルなら話し合って解決して下さい」というようなことを言われて引き下がる母。
宮崎さんから電話。
「話し合いの最中に殺されたらどうすんだ?」
「…そうですね。警察に立ち会ってもらった方がいいですか?立ち会ってくれるんですかね」
「立ち会わせなさい。んなもな働かせな」
「そうですね」
母はもう恐怖でパニック。私が新座警察に電話。
「明日13時にHが恐い人を連れて来るって言ってるんで、来て下さい」
「話し合ったらいいじゃないですか」
「話し合いたくないんです」
「お金の話なんでしょ」
「いや、お金の話じゃなくて脅されてるって話です。命の問題。人と一緒に来るって言ってるし、暴力団かもしれない。武器も持ってるかもしれないんで、恐いんで、来て下さい」
「話し合いはしたくないって、連絡されたらどうですか?」
「できません。連絡したくないんです。脅されてるんですから」
「来て、話し合って、それで警察官はどうするんですか?」
「話し合いたくないんです。暴力を振るわれるかもしれないんだから。違法行為があったらすぐ逮捕してください」
「違法行為があればね。で、なければどうするの?」
「どうするかは警察の仕事として判断して下さい。殺されるかもしれないんです。市民の命を守って下さい。」
「『殺す』って言われたんですか?」
「今は言ってません。それから呼んだんじゃ遅いでしょ」
「行って、待ってるんですか?」
「とにかく、相手が来たら連絡しますから、すぐに来て下さい!」
「はい」
この警察官、佐々木と名乗った。やる気なし。
疲れ果てた母は寝る。私はテレビを見て、3時ごろ寝る。
08月19日(金)
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