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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■メモ日記/淡白なメールの夜。
 明日はいよいよ東京行きである。
 なんだけれど、どういうわけか今一つそういう雰囲気がない。なんか旅立つ緊張感とか、ワクワク感とか、そういうのにちょっと欠けているのである。年に一回の風物詩になってるせいかな。慣れてきたなあと自分でもわかるのは、年々荷物が軽くなってること。着替えの類は下着の類なら殆ど現地調達である。コンビにで買った方がかさばらないんだよな。行きは土産の手荷物が多いけれど、渡した後は軽くなるので、着替えが増えても荷物の量としては変わらないのである。
 それと、あの事前準備魔のしげが、今回はえらく静かなのだ。
 いつもなら、「ねえ、もう一週間後だよ! 一週間後の今はもう俺たち東京にいるんよ!」と騒ぎ立てるしげが、何一つそのことを言わないのである。いったいどうしちゃったのか、と思って聞いてみたら、「いつもそれで行く前に疲れてるから」なんだそうな。
 それにしても、前日になっても荷物の準備もしてないのはなあ。結局慌てるハメになると思うんだが。

 夜、最終確認の電話をこうたろう君に。
 一日目と二日目はこうたろうくんの家に泊めてもらうので、飛行機の便を知らせておくよう、しげに頼んでおいたのだが、どうもへんなメールを送ったらしい。
 「世界一そっけないメールをもらったよ」と笑っていたので、何のことか、と思って詳しく聞いて見たら、挨拶も何もなく、ホントに「○○○便」とだけ書いて送ってたそうなんである。
 「あんまり素っ気ないんで、最初、何か藤原を怒らせるようなことしたのかと思ったけど、ああ、これはしげさんだなと気付いたんで」。
 その通りである。しげには悪意とかそういうのは全然ないのである。つーか、ヘンに媚びるような挨拶をこうたろうくんに対してするのはかえって失礼だとでも考えたのであろう。これでもしげにしてみれば最大級に知恵を絞った結果であろうから、許して頂きたいところである。
 ともかくしげとヤリトリするときは、世間の常識は通用しないので、勝手ながらその点、ご了承頂きたい。


 マンガ、野中英次『クロマティ高校入学案内』。
 こんなもんまで出たか。巻頭の写真マンガ、写真漫画にする意味が全くないところがいいね。マスクド竹之内(正体は編集者さんだそうな)、表情が全くないし。
 単行本未収録漫画も読めて、おトクな一冊(そうか?)。
05月01日(木)
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