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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■AIQ機動!……いや、とっくにしてるんだけども/『不死身探偵オルロック』(G=ヒコロウ)ほか
オタアミ当日まであと14日! 14日しかないのだ!
気がついたらひと月くらい医者に行っていないのである。
最近体調が悪いのは薬が切れてるせいかと気付き、慌てて出かけることにする。
「お〜い、しげ〜、医者行くけど車出してくんない〜?」
「なん、連れてってほしいとね?」
しげ、フフンと鼻で笑って嬉しそう。
私がモノを頼むと決まって機嫌がよくなるのは、常に人の上に立っていないと気がすまないしげの「一番病」(c.水木しげる)であろう。
……しげが手塚治虫をキライなのも同属嫌悪なのだろうな。
病院と言っても、検査はしても結果が出るのは翌日以降だから、薬を貰って帰るだけである。どっちかと言うと、しげと買いものをするほうが目的なので、そのまま博多駅に向かう。
「……ちょっと待って、博多駅に行くの?」
「うん。紀伊國屋で買い忘れてる本買いたいんだけど」
「どこ停めるん。道はあ!」
「道はあるだろ」
しげが初心者マークであることを無視して、キツいヒトコトをカマすと、地図を見ながら駅前へ向かったが。
「はい、そこを左に曲がれば、道が……道が……ない……(・・;)」
道路工事で、川に架かっていた橋がキレイさっぱりなくなっていたのだ。
「道ないじゃん!」
こういう偶然のギャグをカマされると、神様はいるなって気がしてくる。多分、パタリロみたいな顔をしてるんだろう。
博多駅前でパーキングを探して駐車。
しげは初めて博多駅まで来れたと有頂天である。
「紀伊國屋」での目当ては碧也ぴんくの『八犬伝』13巻だったんだけれど、売り切れてるのか見当たらない。北崎拓の『なんてっ探偵アイドル』6巻もない。来ただけ無駄だったかな、と思って本棚をつらつら眺めていたら、『不死身探偵オルロック』のタイトルを発見。
ネットでお知り合いになった方の日記に、この作品が紹介されていて、『サイボーグ009』のパロが載ってるとか。それだけで買っちゃうというのも衝動買いに近いような感じだけれど、表紙の絵がゲテゲテしてるわりに線がスッキリしてたので、興味が湧いて買う。
DVDコーナーに行くと、『パールハーバー』発売のチラシが。
しげが目をウルウルさせて私を見つめながら、意を決したように囁く。
「……ねえ、たったワンシーンのダン・エイクロイドのために『パールハーバー』買うって言ったら、バカかな」
「そりゃバカだろ」
バカだが結局買うことになるんだろうなあ。
しかし、ダン・エイクロイドが出てれば必ず買う、ということになるのなら、たとえどんなクソ映画でも買っていかねばならなくなるのだ。
……『アルマゲドン』とか『タイタニック』にダンが出ていなくてよかった……ってまだ見てないんだけど(^_^;)。
車に乗せてもらうようになって便利になったことは、移動しながら本が読めるようになったことである。これまでは自転車に乗っての移動が殆どだったから移動時間がもったいなくて。
車中で買ったばかりの『オルロック』を読む。
マンガ、G=ヒコロウ『不死身探偵オルロック&プロフェッサーシャーボ』(エンターブレイン・703円)。
パロディネタが古かったり新しかったりで、作者が何歳なんだか見当がつかん。コマの間の取り方がいかにも同人誌で、多分そっちから出て来た人じゃないかとは思うんだが、性別もよくわからんし、絵もいろんなとこから影響受けてる感じで特定しにくい。要するに正体不明。
マンガ読む場合、作者がどんな人かってこと、あまり関係ないじゃんと言われるかもしれないけれど、パロディマンガの場合は世代ごとの作品に対するアプローチの仕方の違いってものが、作品の評価に直結する場合もあるので、そう無視していいもんでもない。
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11月10日(土)
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