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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■父の日延期(^_^;)/映画『高校教師』
 唐沢俊一さんより弔電(じゃないよな。でも「弔メール」ってのも変だし)の御礼のメールが届く。
 恐らく何百本も来ているメールにいちいちご返事を差し上げてたんだろうなあ。簡単なメールを一本お送りしただけなのに余計な手間をかけさせてしまって(まあコピーするだけだろうから、数十秒だろうけど)申し訳ないことであった。
 
 ウチの親父も多分あと十年は生きてはいまい。
 いつ寝込んでもおかしくない体調ではあるので、こちらも覚悟はしておかねばならんのだが、あの偏屈の頑固者の、それでいて甘えん坊の、あまりに人間的なオヤジが死ぬなどとはやはり実感が湧かないのである。
 葬式代の貯金もしてないしな(出す気がなくても焼き場に持ってくのにいくらかはかかるらしいが、それもない)。
 でもそれも私の現実逃避だろう。
 そろそろ準備はしておかねばならんのだ。

 とかなんとか言ってるが今日は父の日ではないか。
 何も用意してないぞ(^_^;)。
 って、もちろん、先立つものがないからであるが。
 先日からしげと相談はしてたのだが、ともかく一緒に昼間、出かける時間が取れないので、買い物一つできないのだ。「近所のスーパーやコンビニで買うのもなあ」ということで、給料出てヒマが出来たら、ということで先送り。
 親不孝は相変わらずである。

 とかなんとか言ってたら父から電話。
 察しがよすぎるぞオヤジ(^_^;)。
 「ああ、ゴメン、父の日のプレゼント買っとらん」
 「ああ、どうせ受け取れんからよか」
 「……なんで?」
 「今、嬉野」
 「……はああ?」
 オヤジももう先がないと悟ってるのか、もう好き勝手遊びまくりである。先日は関西にも旅行していて、土産があるので、そのうち取りに来いとのこと。
 それはいいのだが、毎回挨拶で「生きとったか?」と聞くのは心臓に悪いのでやめてほしいんだけど(-_-;)。


 夕べから頭痛がして朝からずっと気分が悪い。
 しげがカレーを作り出したのはいいのだが、換気扇を回さないものだから、部屋中に妙に焦げ臭いカレーの匂いが充満してしまったのだ。
 ちょっと吐き気まで催してしまったので、早々と寝たのだが、夜中に帰ってきたしげ、またぞろ寝ている私の口の中に皿うどんを押しこんでくる。
 だからなんで寝てるのにムリヤリ起こすんだよう。
 しかも寝てる時に食わされたら確実に太るではないか。
 案の定、今朝の体重は85.0キロ。……い、1キロ以上太ってやがる……(T_T)。

 起きてもずっと頭痛が激しく、何度もパソコンに向かうが、同人誌の原稿が書き進まない。せっかくの休日だというのになあ。
 冗談ではなく、もう1週間ほどしか余裕はないので、この日記も明日からは縮小版とさせていただきます。
 いや、別に長く書かなきゃならないと決まってたものでもなかったんだけどね。

 原稿が進まないので、昼間はCSチャンネルNECOにかかってた劇場版『高校教師』を漫然と見る。
 ああ、これ、新婚2年目くらいのころにか、しげと観に行ったんだなあ、と懐かしく見る。
 当時の二人の感想は「岡本信人がいいね」で一致してたのだが、実際、今見返してみても脚本の破綻が大きくて、どうにも笑っちゃうしかない部分が大きいので、その辺しか誉めるところがなかったのだ。
 破綻の原因は荻野目慶子と鈴木杏樹のキレタ演技に負うところが大きいんだよね。脈絡もなくテメエの過去のトラウマ語り出してヒステリー起こすキャラをこんなに出したって、客は白けるばかりなんだが。
 唐沢寿明と遠山景織子の二人だけにドラマを集約させておけば、それなりに楽しめる映画になってたと思うんだけど。
 遠山景織子は芝居が下手なところ(特に発声)が、かえって繭という少女の不安定さをうまく表現出来ていて、テレビ版の桜井幸子よりずっとよかったと思う。
 唐沢の「僕は繭を抱いていたのではなく、その寂しい魂に抱かれていたのだ」というナレーションにも納得できたし。
 男は少女に対しても(少女だからこそか)母親を求めてしまうものなのである。



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06月17日(日)
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