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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■AIQ機動!……いや、とっくにしてるんだけども/『不死身探偵オルロック』(G=ヒコロウ)ほか
 それにしてもこの居酒屋、店に入って案内されたはいいものの、そのままほったらかしでおしぼり一つ持ってこないわ注文は取りに来ないわ頼んでも品はないわ、いくら忙しくて人手が足りないからって、ほどがあろうってものである。おかげでゴクウくんがパシリになって注文取りに行ったり来たり。ぴんでんさんから「おまえは今からおれのロプロスだ!」と名前を勝手に変えられる始末(^o^)。
 今、流行りのトンとろ、これはまあ美味かったが、所詮はキワモノ、値段が安いこと以外でとりたてて目玉になるような料理もないのである。
 初めはここをオタクアミーゴスのお三方のご接待に使う予定だったらしいが、即座に中止決定。しかしそうなると今からまた一席設ける店を探さねばならないということで、これはなかなか大変なことである。
 今日初めて知ったことだが、岡田斗司夫さん、魚類が全くダメなんだそうな。博多の有名どころの店というのは、たいていが魚料理の店なので、これはイタい。私のように酒を全く飲まない人間は、もともと宴席になるような店自体、よく知らないのである。場所探しはほかのみなさんにお任せするしかないようである。

 しおやさん、アンジェリーナさんとはここでお別れ、残りのメンツでカラオケへなだれこむ。もちろん、それから先は予想通りのアニソン大会。
 自然とみなさん熱唱系になる。ロプロスくんの超ハスキーボイスの『一休さん』は必聴。
 けれど私がつい、ふざけてボイスチェンジで『悲しみよこんにちは』を女声で歌ったものだから、急にみんなノッて女性ボーカルの歌を歌いまくる(^_^;)。
 エロさんの『愛・おぼえていますか』、これももうなんというか、つまりその、ともかく必聴(^^*)。

 気がつけばもう午前2時。
 帰りは天神から博多駅まで1時間ほどずっと歩いたのだが、さすがにしげが「眠い、トイレ行きたい」と言い出したので、タクシーを拾って帰る。就寝はもう4時。
 明日が休日でよかった(´o`;)。


 夕刊に左幸子死去の報。死因はがんのため。享年71歳。
 一般的には美人とは言えないのかもしれないが、私の個人的な趣味ではこの人の顔(というか表情)は大好きだった。
 妹さんの左時枝も、娘の羽仁未央も好きなんで、私はこういうツリ目でちょっとケンのある顔にヨワイのかも知れない(じゃあ石野真子ファンなのはなぜなんだ)。
 「演技派」との評判は、もっぱら、今村昌平監督『にっぽん昆虫記』、内田吐夢監督『飢餓海峡』の2本の名声によるところが大きかろう。前者は未見だが、後者は社会派推理の名作との評判に騙されて(ミステリじゃないやんけ)ワクワクしてみて、見事に肩透かしを食らった。
 伴淳三郎の演技も『どですかでん』の時のような余裕がないし、三國連太郎の殺害動機も弱い。唯一、救いだったのが、左幸子のかわいらしさだった。
 うん、あの映画の左幸子って、ともかくかわいかったのよ。内田吐夢が凄かったのは、はかなげな印象の売春婦・杉戸八重に、バイタリティの塊みたいな左幸子を配して、なおかつそこに永遠の少女性を与えたことだろう。
 「犬飼さんだ! やっぱり犬飼さんだ!」
 ただ一人自分に優しくしてくれた犬飼多吉を抱きしめながら死んでいく時のその叫びの切なさ。この愛と殺人が交錯するシーンを、後続のミステリ作家がどれだけパクったことか。
 左幸子はこういう「突っ張ってるけどかわいい娼婦」のイメージを、『幕末太陽伝』の「三枚起請」の花魁役で既に演じてたりする。最近は「熟女バトル」の代表の一人みたいな感じでテレビに出ることも多かったけれど、それでも何となくかわいらしさは滲ませていた。
 うん、誤解してる人も多かったかもしれないけれど、かわいい人なんですよ。左さんは。

11月10日(土)
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