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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■台風の日は病院で寝転んで/『偶然が残すもの 記憶鮮明U』(日渡早紀)ほか
これだけ監督のオタク趣味が爆発した作品でありながら、もとネタを知らないだろうお子様たちにも楽しめるように作ってるってのがスゴイのである。
ああ、またDVDでほしいアニメが増えちまったぜ。
マンガ、CLAMP『エンジェリックレイヤー』3、4巻(角川書店)。
月刊連載のせいだろうか、どうにもダイジェスト版って感じがしてならない。虎太郎ちゃんや珠代ちゃんは、主役のみさきちゃんの回りで騒ぎまくるばかりでストーリー進行の邪魔にしかなってないし。
キャラがどいつもこいつも二頭身化してフニャフニャなるのはやめてほしいなあ。ある特定のキャラがそうなるならともかく、みんながみんなそうだと、読者を置いてきぼりにしてしまうのだ。話の流れを止めちゃってるのだ。
……大川七瀬、実は脚本下手なんじゃないかと思うんだが、どうだろう。ファンの人、怒って石を投げないでね。
杉浦日向子『大江戸美味草紙』(新潮文庫)。
「美味草紙」は「うまそうし」と読む。小粋な地口ですな。
以前、マンガとして出された『風流江戸雀』の続編のようなもので、川柳に作者が解説をつける体裁なのだが、今度の趣向は、その川柳が全て「食べ物」に関したものであること。季節感とも相俟って、たいとるどおりじつに「うまそう」なのだが、病院食食ってる身にはちょっとキツイね、これ。
「天ぷら」ってのは、魚介類のことだけを指し、野菜を揚げたものは「揚げ物」と言うってのは、今回初めて知ったぞ。となると、「エビ天」「イカ天」はいいけれど「いも天」ってのは間違った日本語ってことになるわけだ。
「寿司、天麩羅は江戸のファーストフードだった」ってのは言われてみればその通りなんだろうけれど、日頃はピンと来ない。テレビの時代劇なんかで、そう言う描写をしておいてくれると理解しやすいと思うんだけどなあ。
08月21日(火)
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