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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■正月の半ばに/『天才伝説 横山やすし』(小林信彦)
聞けば、NHK少年ドラマシリーズ、好事家の間に残されていたものがDVD化されるとか。
第一弾はなんとあの『タイムトラベラー』最終回! 後に原田知世、南野陽子、内田有紀、中川奈奈とヒロインを代えて映像化され続けた筒井康隆『時をかける少女』の初映像化作品である。30代後半から40代にかけての世代にとっては主人公の芳山和子といえば島田淳子(浅野真弓)であり、たとえ『ウルトラマン80』で眼の下にクマ作って現れようが、グラビアでヌードになろうが、永遠のヒロインなのである。
このほかにもこのシリーズは、池上季美子、上原ゆかり、伊豆田依子、斎藤とも子、杉田かおる、紺野美沙子、古手川祐子と、数多くの美少女を輩出してきた。その全てが見られぬとしても、一部だけでもこの21世紀に復活するとは、なんと幸福なことであろうか。
そうこうしているうちに待ち合わせの時間。慌ててバスに乗り込むが、ズボンをうっかりはき忘れてしまい、慌ててタクシーで引き返す。おかげで時間に15分遅れてしまった。理由を話したら女房に「パンツいっちょだったの?」と聞かれる。んなわけあるか。ジャージだよ。
新しくできたお好み焼き屋でヤキソバを食べたあと、シネリーブルで『独立少年合唱団』を見る。ベルリン映画際で新人賞、と聞いていたので、相当感動的な話なのか、と思っていたら、これがヤオイ一歩手前の大怪作。
「ボクがキミでもいいじゃないか。キミはボク、ボクはキミだよ」
……よかないわい。
予告編の段階で女房は「ヤオイの話だねえ」と言っていて、私は「そんな馬鹿なことがあるか」と一笑に伏していたのだが、まさか女房の直観が当たるとは(-_-;)。さすがのよしひと嬢も「趣味に合わない」と言っていたが、男の私はひたすら気持ちが悪いだけだった。
帰宅して『キカイダー』最終回と『幻のペンフレンド』第二回を見る。
今回のシリーズ、何か物足りないな、と思っていたら、ロボットは出てきても、下っ端の戦闘員が全く登場しなかったのだ。まあ「ダーク、ダーク」と叫びながら迫ってくるのもアニメじゃやりにくかろうが、おかげでダーク基地の巨大感がちっとも出ていないのであった。残念。
『幻ペン』、主人公の兄貴が「レトロ趣味」というのがおじさん世代と若者をつなぐ設定として秀逸。脚本は寺山修司の天井桟敷にいた人だとか。これから結構面白い展開を見せてくれそうで楽しみである。
01月13日(土)
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