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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■いそがし日記3/『絶対可憐チルドレン』1・2巻(椎名高志)/映画『チャーリーとチョコレート工場』
ラストの「取って付けた感」で拍子抜けした人もいるかもしれないが、メインは子供たちを次々と「殺して」いくところにあるんで、ラストをおざなりにしたのはわざとなの。えっ? ティム・バートン監督はそんなこと言ってないって? そんな、正直なこと言ってたら、映画を作らせてもらえるわけないじゃないの(笑)。
それから、もともと原作が「奇妙な味」のブラックな作家であるロアルド・ダールだってこともちゃんと理解しておいた方がいいよね。この物語が、チョコレートが本当に子供たちにとって甘美な、極上のお菓子だったころの、そしてだからこそ一種の「麻薬」として恐怖されていた時代に書かれた物語であることを考えて、チョコレートをチョコレートとして見るのではなく、子供を快楽に導くものの象徴として見ないと、その寓意は理解できないのである。だからまあ、現代のおとぎ話としてはちょっとズレは生じているかな。
『水着の女王』や『オズの魔法使』、『2001年宇宙の旅』などのパロディは好き好きでしょうねえ(笑)。
10月21日(金)
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