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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■史上サイテイの映画( ̄△ ̄#)
 さて、全く期待しないで見に行けばそれなりに見られるかと思った『スチームボーイ』であったが、大友克洋作品(脚本等も含む)中、一、二を争うほどの不出来であった(ーー;)。いや、もともと大友アニメで出来がよかったのなんて殆どない。『工事中止命令』『老人Z』『最臭兵器』あたりがちょっといいくらいで、『AKIRA』だの『スプリガン』だの『メトロポリス』だのを見ていると、この人はドラマにおけるキャラクター造形がいかなるものなのか、根本的に分かってないのだ、と断定せざるを得ない。
 ……てゆーかー、所詮Dr.オートモだしぃ、ロクなのになりゃしないってことくらいー、分かってたんだけどー、いちおー、見てみないとー、文句は言えないなーって思ってー、行ったんだけどー、サイテー? ってゆーかー、才能ないヤツ、田舎に帰れってゆーかー、こんなにつまんない映画見たの、初めてかなーってー。
 ……いかん、どんどんアタマが馬鹿になるのである。貶し出したらキリがないので、簡単に言っちゃうけど、「陳腐」で「馬鹿」。時間とカネと枚数かけただけであとはスカスカである。劇団ホームページのほうの日記にも書いたが、「ともかく、友達にからかわれただけで鉄のプラグでアタマ殴りつけるような既知外ヒーロー(長崎11歳少女か)や、タカビーで自分のペットを虐待して平然としてる人格崩壊ヒロインに感情移入しろって方がムリ」なのである。そういうのは四畳半マンガ描いてたころの大友マンガの名残りだけど、その時の気分で冒険活劇書くなよ。キャラとドラマが合ってねえんだって。
 テーマも「科学の進歩は人類に幸福をもたらすのか?」という古色蒼然としたものだが、それを「新しく」見せる技術がないから、とことん画面が「沈んで」いくのだ。歯切れは悪いし、エロアニメよりよっぽど子供の情操教育に悪いわ。
 ……おっといかん、書き過ぎた。もうあとはコンテンツの方で思いきり貶そう(^_^;)。
 1円でも金を払って見るだけ損だと思うが、ともかく、どうしても見るっていうなら止めはしない。ただ、レンタルDVDかテレビで流れるのを待って、ヒマツブシに煎餅食いながら屁こいて見るので充分だから、おーともさんと心中したい、あるいは1800円をドブに捨ててコンクリートで埋め立てて、アスファルト敷くことになっても構わないってマゾヒスト以外は、そうしたほうがいいということだけ忠告しておきます。
 ……ここまで貶しておけば、かえって見てみたくなる人も少しは出るだろうな。さあ、私と一緒に不幸になりなさい。

 見たくもない映画を見せられて、しげの機嫌が頗る悪い。悪すぎて、すっかり「クニエ」を忘れてしまっている。「なんでこんなに早く来るの? そんなに大友が好き?」と絡むこと絡むこと。全く、針のムシロである。
 帰宅してネットを覗いてみたら、既に続編製作が決定したそうな。……何が受けるか分かんない世の中だしねー。クソでも食いたい人もいるだろうから、何を作ろうが構わないけどねー。せめて芳香剤くらいは置いといてよ(T∇T)。


 マンガ家、鈴木義司氏が昨17日、悪性リンパ腫のため死去。享年75。
 読売新聞夕刊の『サンワリ君』は30年以上に渡って連載されていたそうだが、そのあまりのツマラナサは、一時期マンガマニアたちに異常に“持ち上げられて”いた。つまり「ここまでつまらないマンガが描けるのはスゴイ!」という“評価”である。そういう評価の仕方はかえって一種のスノビズムに陥っているようで、私はあまり好きではないのだが、実際、鈴木さんのマンガのどこをどう面白がればいいのか分からない、という事実は確かにその通りであった。
 いや、どれほどつまらないか、紹介したいところだが、あまりにつまらなすぎて、殆ど記憶に残っていない。軽く千本、二千本は読んでいるはずだが、どんなネタだったか、ただの一本もとっさに出てこないのである。それどころか、その日読んだマンガでさえ、数時間後には忘れてしまうくらいに何一つ引っかかるものがない。
 新聞をあさって探し出してみた、おそらくはこれが遺作と思われる2004年7月2日(金)の11240回(翌日から休載)の『サンワリ君』はこういう4コマである。


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07月18日(日)
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