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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■アニメなどニュースあれこれ。『キル・ビル vol.2』も見たよ。
乱歩のこれまでにあまり映像化されたことのない短編に着目したのは慧眼だと思うが、ストーリーラインを見る限りではちょっと脚色が過ぎるようにも思う。『鏡地獄』って、もっと「引きこもり」なヤツの話なんで、だからこそ乱歩らしいんだけど、ムリヤリエロに持っていこうとしてないかな?
ほかにも、『鋼の錬金術師』が米カートゥーン・ネットワークでの放映が決定とか、『Xメン3』にハル・ベリーが出るのを渋ってるとか(つか、二つ返事で出演を許諾したの、ジーン・グレイ役のファムケ・ヤンセンだけだって。作れるのかよ、ホントに)、『マトリックス』のラリー・ウォシャウスキー監督が性転換してリンダ・ウォシャウスキーになったとか、どうコメントすりゃいいんだかってニュースも目白押しである。世の中、落ちついた日々というものはないものなのかねえ。
で、やっぱりこういうニュースに紛れて、やりきれない訃報も続いている。
『プリンセスチュチュ』の主題歌などで知られるシンガーソングライター、女性デュオ「メロキュア」のメンバーの岡崎律子さんが、5日に敗血症性ショックのため死去していたことが今日になって判明。享年44。早すぎるよ、いくらなんでも。あんなに澄んだ声で、切ない感情を聞く者一人一人の心に直接語りかけて、かと言って決して悲しみに堕することなく優しく歌っていた人を、私はそうは知らない。哀しいというよりも悔しい。もしも神がいるのなら、彼女のその声に嫉妬して、地上から取り上げたのだとしか思えない。神はやっぱり非情で残酷だ。
『チュチュ』の主題歌の『Morning Grace』と『私の愛は小さいけれど』は本当に好きで、男声で歌うのはまわりの顰蹙を買うとわかっていても、カラオケで何度か歌った。でもこれからはもう歌えない。歌う気になれない。……グータロウくん、君が今借りてる『チュチュ』のDVDの声の人、もう、二度と聞けないんだよ。最後まで心して見るように。
岡崎さんの、その魂の安からんことを。
昨日の夜、日記を書いたあと寝付かれずにテレビを点けたら、ちょうど新作『鉄人28号』の第五回をやっていた。……『鉄人』のリメイクっていうより、ありゃ、今川泰宏監督の『ジャイアント・ロボ』のリメイクだねえ。絵柄自体は旧作のレトロな雰囲気出してるけど、鉄人がオックスに踏まれて眼が日野日出志みたいになったり、不乱拳博士と、モンスターが実は親子で……なんて辛気臭い展開は横山光輝じゃないよ、手塚治虫だよ。そんな話にするなら何も昔の絵柄に拘る必要はないよ。原作通りにやるつもりなら、もったいぶった演出は避けてもっとストレートにやって欲しいもんだ。
今日は、仕事が終わって(早く帰るつもりが、やっぱりトンガリさんが仕事をほっぽらかしてさっさと帰ってくれたせいで、残業しなきゃならなくなった)、しげと待ち合わせ、キャナルシティAMCでやっと『キル・ビルvol.2』を見る。
たいていの客がVol.1でタランティーノの「やり口」には慣れてしまっているのだろう、謎の中国人導師が出て来てもあまり驚いたり引いたりしている雰囲気はない。けど、レディースデイで女性が多い中、映画が終わって回りを見渡すと、満足げな顔をしている客は1作目同様、殆ど見かけない。「まあこんなもんか」とか「C級以下」なんて声も聞こえて来る。こういうデタラメ映画(断じてバカ映画ではない)の面白さってのは、普通に映画を見たいと思ってる人にはやっぱり異質過ぎるんだろうなあ。もちろん私もしげもこういうのこそ「大好き」なんである。世界観がまるで不統一なのだって、『ストリートファイター』とかのゲームに慣れてりゃ今さら目くじら立てんでもいいと思うんだけどね。
帰宅してしげに焼肉を食わせてやる。
最初は牛丼にしてやろうと思っていたのだが、そうしげに言うと、「牛丼は卵かけたりして軟弱だから嫌い。焼肉は焼肉だけがいいの!」だと。
言う通りに普通の焼肉にしてやりはしたけど、「卵とじ」って軟弱なんですか? よくわかりません。(―∇―;)
05月12日(水)
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