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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■へるぷみー(+_;)
 しげ、一応帰りも迎えに来てはくれるが、なぜか急にコギャルみたいな口調で喋り出す。
 「てゆ〜か〜、こんど〜、ほかのびょ〜いんにも〜、行ってみよっかなって〜、思うんだけど〜、さいしょは〜、ひとりで〜、行けないみたいな〜、だから〜、アンタが〜、ついて来てくれたらいいかなって〜」
 はい、切れて怒鳴りあげました。こういう妻に殺意を抱かない夫はいまい。凸(-~~- )
 

 夜、AMCキャナルシティで映画『ゴシカ』。
 映画はまあ、こんなもんか、という感じ。ホラーというよりは心霊ミステリーだな。
 客席の真ん中に陣取ってた4、5人、の外人さんたちが、ショッキングなシーンになると悲鳴をあげて、そのあとけらけら笑うのが目立っていた。まあそれはそれで外人さんというのはそういうものだから、私はまるで気にならないのだが、映画が終わって、他の客が「なんで外人ってホラーなのに笑うの?」と首を捻っていたのがおかしかった。ホラーは驚いたあとは笑うものだという感覚が、日本人にはあまりないのだね。


 東京都が、都内の中高生約1400人を対象にして、万引その他の犯罪について、アンケートを実施。
 結果は、「絶対にやってはいけない」が75%、「やってはいけないがそんなに大きな問題ではない」が19%、「よくあることでさほど問題ではない」が3%。22%が“Not that it matters”と答えたことになるわけだ。でも、こういうアンケートは、十年前、二十年前と比べてどうか、ってのを一緒にして紹介してくれないと、果たして意識に変化があったのかなかったのか簡単に判断を下すことはできない。「若い者もまだまだマトモじゃん」と考えるか、「こんなにひどくなった」と判断するか、どっちなんだ? 戦後すぐの混乱期だったら、「生きるためには盗むことだってあるさ」って感覚のほうが支配的だったんじゃないか?
 麻薬と脱法ドラッグについては92%がダメってのは、まず間違いなく昔より意識が向上してると思う。これは教育やキャンペーンの成果だろう。煙草を「絶対にやってはいけない」と回答したのが57%止まりってのはもう少しなんとかならないものか。
 煙草そのものは大人だろうと子供だろうと害があるのは間違いないことである(愛煙家は害がないと言いたがるがウソである)。だからと言って、本人が吸いたいものをムリに吸うな、なんて強制するつもりはない。けれど、公共の場での禁煙空間がどんどん増えて、歩き煙草もあれだけバッシングされてるのに、まだ堂々と煙草吸って平気でいられる無神経さはどうにもいけすかない。なぜそこまで傲慢になれるかなあ。
 万引防止策については、(1)家庭でのしつけ、(2)刑罰を重くする、(3)万引しづらい店作り、の順に回答が多かったということだけれど、そもそもその家庭にシツケの能力がなくなってるのに、どうやって道徳とか倫理観なんてのを教えられるというのかな。シツケをしなくてよいと言いたいわけじゃないが、親がマットウでも子供がグレることはままあることだし、親がしなきゃなんないことは、しつけと称して何だかんだと子供に干渉することじゃなくて、子供が何かしでかしたときに親としての責任は取ろうって覚悟なんじゃないのか。子供殺して自分も死ぬくらいの。
 「ひと様に迷惑かけちゃいけない」とおためごかしの説教をするより、「あんたがなんかしたら、あんた殺して私も死ぬよ」って“本気で”言われた方が子供には効くよ、絶対。戦前生まれの親なんてそれが普通だったんだがな。そういう親に育てられたものだから(と言ってもそれは母親の方で、父親はそうじゃないんだが)、どうにも今時の親は私からはただの利己主義者にしか見えないのである。

03月05日(金)
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