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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■メモ日記G
> まあその先生、ぺんぎん社の『ブッシュ妄言録』に書いてあるようなことを引用して、いかにブッシュがバカかと強調していた。典型的なインテリのブッシュ批判であ る。さて、そのバカ・ブッシュの支持率は現在、アメリカで7割以上。この先生はアメリカ人の大部分を敵に回しているわけだ。N.Y.や西海岸あたりの知識人がブッシュの無知をあざ笑えばあざ笑うほど、彼の支持基盤であるテキサス等、中央部でのブッシュへの肩入れは強固なものになっていく。忘れてはいけないが、アメリカという国は基本的に田舎者が大多数の国なのだ。知識をひけらかし自分たちをバカにする都会ものに対する、純朴な良き農民、牛飼い、季節労働者たち非エリート層の反発がブッシュの力だ。彼らは、アメリカ人のアイデンティティを奪おうとするインテリたちに、根本的なところで抜きがたい不信感を持っている。ブッシュはそこをうまい具合にすくい上げ、強いアメリカ、不正の前に屈するよりは名誉ある孤立を選ぶアメリカのイメージを自らの上に重ね合わせている。

> ものを知らない、よく言い間違いをする、文法を誤って使う、しょっちゅうジョークをハズす、嗜好が幼稚である、というようなことでマスコミはブッシュを笑い者にする。これは平清盛がノシ上がってきたときの宮中公家たちの態度、ヒトラーが台頭してきたときの旧プロイセン貴族たちの態度と同じだ。彼らの立場がその後どう逆転 したかは、歴史の教えるところである。ブッシュを甘くみてはいけない。彼のようなタイプのリーダーは、本当に恐ろしいのだよと、私はこれまでもこの日記で再三、言及している。世間の人々は一様に、この戦争が一日も早く終わって欲しい、と口にする。私は全く逆で、出来るだけこの戦争が長引き、アメリカ・イラク双方に被害が甚大であってほしい、と、ひそかに(さすがにあまり声を大にしては言えない)願う。なぜならば、戦争が長引けば長引くほど、ブッシュの評価は落ちていくからだ。この戦争が短期にして一方的なアメリカの勝利に終わったが最後、ブッシュは反対勢力すべてを黙らせるだけの絶対権力をその掌中にする。そのとき、この敬虔なキリスト教原理主義者は、いったい何を次の目標とするか。まさか21世紀に生きるものが、いかにファンダメンタリストとはいえ、異教徒の殲滅(ジェノサイド)を企むとは思えない、と信じたい。しかし、そのとき彼にはそれが出来るだけの力が、すでに与えられているのである。

> アメリカは公平に見て、素晴らしい国である。独裁者を生まないだけの知恵を、システムの中に組み入れている。今のブッシュの父であるブッシュは、湾岸戦争に勝利をおさめ、アメリカに栄光を取り戻し、95パーセントの支持率を得ていながら、再選されることなくクリントンに破れている。経済問題の失敗をつかれたから、というのが表向きの理由だが、意識下で、英雄に力を与えすぎてはいけない、という国民の良識が働いたためと見ていいだろう。しかし、現在のアメリカは、この開戦の際の国連、仏独、ロシア等の態度に、大きな失望を抱いている。誰も頼りにならぬ。なら、いっそそんな連中との連携なんかやめちまえ、オレたちは助けなんか借りず、勝手にやっていけるんだから、と、今アメリカ国民はそのセリフが喉元まで出かかっているだろう。それに伴うかの国の暴走をかろうじて押しとどめているのは、皮肉な話であるが、今度の戦争に賛同しているイギリス、スペイン、そして日本のコイズミさんなのだ。

 唐沢さんは直接山本さんを揶揄してるわけではないが、山本さんのマジメな視点が見落としているものを指摘してる格好になってないか。こういうところを山本弘連絡会も指摘すればいいのになあ。揚げ足取り的な批判じゃ山本さんは全く動じないよ。
 でも私は唐沢さんの意見に全面的には組しない。「戦争が早く終わってほしい」と私も思いはするからだ。がもちろんその理由は「テレビがつまらなくなるから」だけど(^o^)。

03月29日(土)
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