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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■『千と千尋』新記録!/アニメ『ヒカルの碁」第6局/ドラマ『死者の木霊』
だから「『千と千尋』のキャラの中で何が一番好きですかぁ?」なんてこと聞かれて、内心、アホかおどれらと思いながらも、「うーん、カオナシかな♪」「え? やっぱりそうですかぁ♪ 私もぉ♪」なんて、媚びに媚びたヤリトリもせねばならないのだ。
マジで(←イントネーション尻上がり)。
ほんなこつ、しろしかっちゃんねえ(´o`;)。
話はちょっと変わるが、しげから聞いた話。
ウチの劇団の某女性(特に名を秘す)の新恋人君が、どうもそういう「ちっちっち、違うね」君というか、典型的な「サロンのバカ」君らしいのだ。
先日の練習に久しぶりに顔を見せた某嬢、彼氏を連れてきていたのだが、なんだか演劇にもいろいろ一家言を持っていたらしく、そのあたりのことを喋ったあと、「どこの劇団が好きなの?」としげに聞いたそうな。
しげが「シティボーイズかな」と答えると、彼氏君、「シティボーイズは劇団じゃないよ」と言い返したとか。
確かにしげの返答はピント外れで、シティボーイズは劇団ではなくてユニットと言うべきであろう。シティボーイズ単独のプロダクション、つまり「組織経営」が存在していない以上、彼らがラジカルガジベリビンバシステムだったころからそれは変わらない事実だ。しげを見てると私だってしょっちゅう「それは違うぞオイ」と言いたくなるので、その彼氏君がツッコミ入れたくなった気持ちも解らなくはない。
しかしである。
通常、「あなたはどこの劇団が好きか?」という質問の趣旨は「劇団」というカタチにあるのではなく、「どのような傾向の芝居が好きか」という内容の方にある。だから必ずしも適切な答え方でなくたって、相手の好みがわかるものであったからには、それにツッコミを入れるってのは野暮というものだ。つーか子供だがね。
よしひと嬢がその某嬢とプライベートで会ってたときにも、その彼氏君はいきなりやってきて、何やらいろいろ口角泡を飛ばして喋ってったらしい。
その彼氏君、某嬢の大学のセンパイだということだが、「あのキョージュとならオレ言い負かせるぜ」とかいうような意味のことを自慢げに言ってたとか。論争を勝ち負けで判断するやつにロクなやつはいないが、その彼氏、話を聞くかぎりではどうも「ハズレ」っぽい。
某嬢の前の彼氏がとてもいいヒトだったので、反作用的にみんなから評判が悪くなってるのかなあ、とも思うが、某嬢の性格というか、オトコを見る目のなさを考えると、そういう「ハズレ」に引っかかっちゃった可能性も否定は出来ない。
なんだか某嬢、私にも会いたがってたという話だが、もしかしたら、その彼氏君と私とを「対決」でもさせたかったのだろうか。
そりゃ私も若い時はよ、青くせえSF論争だのミステリ論争だの散々やったがねえ、勝ち負けに拘るようなやつはもう高校のころを最後に卒業してるんだけどなあ。「それは違う」君に会ったら、もう論争にならないって解ってるし。
相手との論争が、他人に見てもらって面白くなるという目算があるなら、不毛に見える言い合いも実は不毛ではない。それは一つのショーなんで、バカ話の応酬なんかはそういう性格のものだ。けれど、「相手を言い負かす」とか「自分の意見の正しさを証明しよう」なんてことしか考えてないやつが相手だと、論争を受けて立つ方も。それを見てる方もつまらないこと、この上ないのだ。
仮にその彼氏君に会うことがあったとしても、私ゃ受け流すと思うがな。
誤解が多分あろうから、ちょっと付け加えておくが、この日記でも映画やマンガや小説をいちいち俎上に上げては誉めたり貶したりしてるが、実は私は自分の意見に全く固執していない。当たり前の話だが、意見とか批評なんていうのはその作品の持っている情報をどう選択するかによっていくらでも変わる。更に言えば、「この作品はこう評価するのが正しい」と思いこんでる人間の気持ちを変えさせることはかなり難しいし、変えさせなきゃならない必然性もないのだ。
だから、私がいくら「『ヒカ碁』はいいよ!」と力説しようとも、「ヒカルのメッシュがイヤ」という意見の持ち主に対しては何一つ言える言葉がないのだ。
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11月14日(水)
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