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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■2011年 年間ベスト10
今年は午前十時2本を含み、82本観ました。
ちょっと物足らないけど、好きな作品が多くて楽しい一年でした。

洋画部門

1位 「愛する人」

2位 「ウィンターズ・ボーン」

3位 「キッズ・オールライト」

4位 「127時間」

5位 「メアリー&マックス」

6位 「人生ここにあり!」

7位 「ヒア アフター」

8位 「BIUTIFUL ビューティフル」

9位 「イリュージョニスト」

10位 「リアル・スティール」

邦画はあまり観ていないので、恒例の順不同で三本です。

「毎日かあさん」

「死にゆく妻との旅路」

「八日目の蝉」

洋画の一位「愛する人」は、観た直後今年は絶対これだと直感、以降ちょこちょこ浮気心が起こるものの、読み返してみて、改めて自信を持って一位に選びました。女性に生まれた意味を深く考える機会を持たせてくれる作品で、中学生以上の全世代の女性に、是非観ていただきたい作品です。

娯楽作・インディーズ系入り乱れて、10本中実にアメリカ映画が7本!今年私が豊作だと感じた理由はこれだなと、選びながら感じました。幼い頃テレビの洋画劇場で育った私には、映画=ハリウッド映画なんです。今年は大作・小品問わず上出来の作品が多く、嬉しい限り。ハリウッド映画の王道作品として、10位は「ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル」とすんごく迷いましたが、心を熱くさせてくれた点と、ダコタ・ゴヨ君の頑張りにより、「リアル・スティール」を選びました。

今年のアメリカ映画は元気の出る作品が多く、世界規模で閉塞感がいっぱいの今だからこそ、値打ちがあると感じました。この調子で来年も期待したいです。

邦画三本も妻として母として、手に取るようにヒロインたちの心情が理解できて、深く印象に残っています。「死にゆく妻との旅路」と「毎日かあさん」は、共にダメ夫を持つ妻です。夫たちのリアルなろくでなしぶりを描きながら、彼女たちがダメな夫を何故愛したのかが描かれており、夫婦は理屈ではないよなぁを、改めて感じました。

我が家も世間様同様、仕事に悩み多き一年でした。昨年夏、長く勤めた職場の廃業により、秋には同種の勤め先を見つけた夫でしたが、長時間の拘束に加えて雇い主とも合わず、ずっと鬱々した日々を送っていたのはわかっていました。普段愚痴やぼやきは多い人なのですが、それもなし。これは相当参っているぞとは思いましたが、本人から「辞めたい」と聞くまで、こちらも辛抱。それで再びの夫の転職に備えて、私もクリニックの空いた日に、デイサービスのお手伝いのパートに就きました。人生初のダブルワークです。

やっと「辞めたい」と聞いたのが五月。夫は仕事に対して誠実で辛抱強い人なので、私も二つ返事で了承。早速夫の留守を見計らって息子三人に相談。長男から「今までお父さんとお母さんで家族5人支えてきたけど、今は息子もみんな社会人や。俺ら三人で力を合わせたら、親だって養える。安心してお父さんには仕事辞めてまた就活したらいいって、言ってあげて」との言葉を貰いました。その言葉、直接お父さんに言って頼むと、了承してくれました。子供の言葉で涙する夫を初めて見ました。

辞めたいと勤め先に伝えた三日後、目先を変えた職種で応募した今の職場の面接、次の日に採用となり、家族全員拍子抜け。夫58歳です(当時57歳)。収入は下がりましたが社会保険など保障の厚い職場で、中高年にはありがたいです。おまけに定年がなく、二方合意なら、ずっと働いて下さいとのこと。息子たちの飯代も一万の値上げだけで済み、お陰様で親の威厳も保てています。

夫より大変だったのが次男。五年務めた仕事を退職直後震災が起こりました。日本中先行きに暗雲立ち込める中の就活は厳しく、一度正社員で雇って貰ったのですが、そこは所謂ブラックで二ヶ月で退職。その後はアルバイトをしながらの就活です。今年から7歳下の弟が安定した企業で働き始めたため、身の置きどころがなかったでしょう。親の目から観ても小さくなっているのが可哀想で(身長185cmです)。


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12月25日(日)
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