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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「ラストナイト・イン・ソーホー」
悪夢に翻弄され、衰弱するエロイーズの行動や主張は、まるで統合失調症のようで、周囲にもそう認識されます。たった一人、彼女に好意を寄せ、心から信じるのが、同級生のジョン(マイケル・アジャオ)。誰も味方のいなかったサンディとの違いは、ここにあります。ある男性(サム・フラクリン)が救いの手を伸べようとした時、拒絶するサンディ。自分を食い物にする男たちとは、違う男性だと感じていたはず。捨て鉢にならず、そんな時は迷わず差し出された手を、握って欲しいと思いました。
あんな事こんな事。散々やらかしたエロイーズが、全くお咎めなしでハッピーなエンディングは、ちと無理がある気がしますが、エロイーズの前途洋々の未来に免じて、一緒に喜びたいと思います。
12月26日(日)
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