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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「家族を想うとき」
楽観過ぎるとお思いか?いやいや、これは事実です。夫も以前の職場が廃業後、やっと見つけた職場がブラックで、鬱寸前でした。辞めた時のためにと、私もダブルワークを始め、息子たちを集めて家族会議。もしお父さんが仕事を辞めたら、すぐには仕事は見つからないので、あんたたちを当てにしなければならない。それで大丈夫か?と尋ねると、長男が「大丈夫や。子供三人の稼ぎで充分家族は養えるはず。お父さんには辞めて貰っていいよ」と二つ返事で返ってきました。下の二人も異論なし。あの時の親としての嬉しさは、今でもしっかり覚えています。

夫に直接長男から、話して貰いました。勇気が貰えたのか、その一週間後見つかったのが、今の職場。もう8年勤めています。他にも、父が病気になり、母と上の息子二人とで、下の兄弟と父を養っていた家族も知っています。私の友人は、ご主人が病で後遺症が残り、仕事は廃業。結婚の決まっていた長男が結婚を二年延期して、両親を養い、友人も早期で年金を支給されるようになり、無事結婚しました。三男は高校の修学旅行の時、積立金を妹の高校入試に使い、行けなかった子がいました。クラス全員でお金を出し合い、お土産を買ったとか。もちろんその子は、無事就職しています。

家族が健康で円満であれば、大概の事は、切り抜けられるのです。それがお金は潤沢にあったけど、家庭不和が元で、何も残らなかった家庭に育った私の人生哲学です。この家族も、きっと踏ん張ってくれると、私は信じて止みません。

この家族は、特別な家族ではありません。自分に置き換えて思考すること、それが監督の願いではないでしょうか?名匠が渾身の思いを込めて作った作品からのメッセージを、しっかり受け取りたいです。

12月28日(土)
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