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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「彼女の人生は間違いじゃない」
それに気付いた時、はたと自分を省みました。私も被災地を愛しているのかと言うと、違います。被災地を心配する気持ちは、愛情ではなく同情なのだと思い知りました。東電勤務の夫婦のエピソード、浪岡一喜の霊感商法など、この作品で起きた数々の事は、事実に則しているそうです。外にいる私たちは、言葉を発するのではなく、かの地の人々を無言で見守る。かの地の製品を買う。時々義捐金を送る。風化させない、それに尽きるのだと思います。
一筋の光が、全員に当たるラスト。彼らの歩みは、これからもゆっくりでしょう。私も震災を決して忘れないと誓いたい。みゆきは、デリヘルは止めると思います。これからは父が守ってくれるはずだから。そして、また恋をして欲しいと、強く思いました。
07月23日(日)
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