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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「ハドソン川の奇跡」
「あなたが生きて元気なら、それでいい」と、落ち着きを取り戻し、夫に電話する妻。ちゃんと自分の気持ちを聞いて貰った後なので、心からの言葉です。エンディングに実在の関係者が登場するのですが、サリーの奥さんは、リニーが演じた通りの、素直で繊細な感じの素敵な方でした。実話で登場人物は全員存命なので、監督も気を使ったでしょうが、美談だけに終わらず、心のひだまで描きながらも、この好感度。流石はイーストウッド。これだけの事を盛り込んで、周知の事実を描いて感動させて、96分です(笑)。

私が現存する世界中の監督で、一番の人はイーストウッドだと言うと、それほど映画を観ない人は、訝しげな顔をしたり、酷い場合はせせら笑う人もある始末。やっぱり俳優としてのイメージが強いんでしょうけど、映画監督の認識って、世間ではそんなもんなのかなぁと、ちと残念です。

10月05日(水)
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