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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「オデッセイ」(MX4D 字幕)
難航するワトニー救出作戦。あの手この手を繰り出しますが、全て帯に短し襷に長し。そんな中奇策を授かったクルーたちが、自分たちの将来を顧みず出した結論は、定番の成り行きですが、観ていて感激しました。クルーのヨハンソン(ケイト・マーラ)が、同じクルーのベック(セバスチャン・スタン)がワトニー救出へ向かう無事を祈って、ヘルメットの窓越しにキスをする。「今のは内緒よ」といたずらっぽく笑う姿が印象的。彼が好きなのですね。でも恋愛はご法度のはず。だって妊娠したら大変だもの。地球の家族とメールや直接コンピュータで話せても、宇宙船の暮らしはやはり、ストイックなものなのだと思いました。

長い月日、一人で頑張ってきたワトニー。筋骨隆々だった体が、やせ細り肌は弛み、吹き出物だらけ。限界が近づいているのですね。マットは本当に減量したのでしょう。多分最初の方に映るマッチョな体も、落差を出す為作ったのでは?ご立派!

宇宙を映す3Dは美しく、雄大な風景が観られます。孤独感より父性的なものも感じたのは、きっと3Dのお蔭です。MX4Dに関しては、この作品では成功とは言えない感じ。宇宙船発射や、気流に巻き込まれた時、座席が前後左右に動くのですが、この作品のように、内容も厚みがあるものは、返って気がそがれて、画面に集中出来ません。霧も匂いも要らなかったな。それと座席を動かす為、やや軽めに作ってあるので、隣の人の振動が伝わり易い。私の隣の人は大人しかったですが、「足元どんどんしないで下さい」と言う声も聞こえました。単純なアクションとか、内容より映像重視の作品なら、面白いかも?作品は選ぶと思います。

ラストはハラハラするも、安心と感動の展開です。中国におべんちゃらしているプロットもあり、色んな意味でハリウッド的作品です。でもハイクオリティ!ラストの音楽は、最後まで人を食ったようなグロリア・ゲイナーの「i will survive」(笑)。私なら、クール&ギャングスの「Celebratio」にしたいわ(笑)。


夫と「面白かったな」「MX4Dは要らんかったな」とわいわい言いながら劇場を後に。
夫「通常より500円くらい高かったんか?」
私「???言うたやろ?一人2700円。1800円の料金で観たら、3400円やんか」
夫「そんなん知らんかったわ」
私「何回も言うた!私は普通の3Dにしようって言うたのに、あんたが絶対こっちって言うたんやんか!」
夫「そうか。忘れたわ。悪いから2000円は出すわ。」
私「お金要らんから、お願いやから、何回も言った事、聞いてないとか言わんどいて!」

あぁゼイゼイゼイ。夫を引接すると、ストレスが溜まりまくる。そして今日も「お前が鞄は?て聞かへんから、手ぶらで出てしもた」と、お約束の一言。あぁ!お願いやから、良い子、いや良い夫になって。次は「Xミッション」連れていってあげるからね(笑)。

02月15日(月)
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