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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「ジャージー・ボーイズ」
そしてフランキーの取った行動など、正に「ラ・ファミリア」を感じさせるイタリア系。愛憎相打つ中、義理人情を優先する彼の生き方は、若い人にはどう映るのか?私は素直に立派だと思いました。金銭的にはシビアで、優男の外見に似合わず冷徹なボブの気持ちを動かしたのは、そんな情に溢れるフランキーを心配する気持ちでした。彼の歌声は、冷めた心も溶かす力があったのでしょう。「君の瞳に恋してる」で、まさか泣くとは思いませんでした。
恩讐を超えた再会の時、ラストの大団円の見事なダンスシーンなど、とても気持ちよく見終える事が出来ました。ポランスキーもそうですが、老いて重厚さだけではなく、軽やかに描きながらも、しっかり観客の心を掴むイーストウッドに脱帽です。
10月04日(土)
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