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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「マレフィセント」(2D字幕版)

そして私が一番嫌だったのは、アニメはマレフィセント、実写は王が悪者と、誰かを救えば誰かが落ちる事。斬新にグリム童話を脚色したなら、登場人物全てが浮かぶ内容にしてほしかったです。だってこれを観る子供たちには、その事を教訓にして欲しいから。

アンジーはメイクでアニメのマレフィセントそっくりなんですが、それでも超美しく、カラコンを入れた瞳は、時には涙にくれ、時には慈愛に満ち、時には憎悪で燃えて、とにかく目力がすごいです。魅了されること請け合いです。彼女の実娘ヴィヴィアンちゃんが、五歳のオーロラ時で出演で(抱っこ、抱っことせがんでいた子)、その理由は他の子役はアンジーを怖がって演技出来なかったので、ヴィヴィアンちゃんにお鉢が回ってきたとか。そりゃ本物のママですもん、怖いわけないですよね。微笑ましい裏話です。

イマイチ描きこみ不足のオーロラ姫ですが、エルの無敵の天真爛漫さで、それを吹っ飛ばしています。とにかく可愛くて。マレフィセントの魔法で、時に宙に浮くのですが、その時長いブロンドが美しく巻き毛になって、その愛らしさにもううっとりでした。サム・ライリーは最近の私のお気に入り。この作品では、アンジーが手なずけたはずが、まぁ立派に成長しちゃって、みたいな役柄を好演しております(笑)。コブリーが成人したステファンとして登場した時は、年食い過ぎているし、ダニエル・デイ・ルイスの従兄弟のような風貌が濃すぎて、ちょっとガックリしたのですが、お話が進むと、この内容なら彼で合っているなと、納得出来ました、ハイ。

私は裏まで突っ込んで観たため、残念な感想になりました。余計な事は考えなければ、映像の美しさと、女優陣の輝きで、充分元は取れる作品です。

07月09日(水)
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