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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「グランド・ブダペスト・ホテル」
そんな彼は優美なだけじゃなく、戦争で自分が育て守ってきた美意識を壊されることに、憤懣やるかたないのです。グスタヴの時代に流されない気骨の中に、監督の戦争への思いを込めたのだと思いました。
ドタバタのコメディタッチのミステリーの中に、実は愛と欲望、希望と勇気、時の流れの哀切、反戦の心などがてんこ盛りに練りこまれながら、美味しく味わえる麗しい作品です。ちなみにアンダーソン監督作品では、一番のヒット作だとか。是非ご覧くださいね!
06月12日(木)
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