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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「戦争と一人の女」
あれだけ唾を吐きたくなる強姦シーンを繰り返されたら、何を人の責任にしてんだよ!普通に暮らして日本の復興に役立った人の方が多いんだよ!甘ったれるんじゃないよ!と、怒鳴りたくなります。なので逮捕された後の「演説」も絵空事に感じるし、天皇陛下万歳!と言うところも、噴飯モノでした。江口との絡みも、変態では向こうの方が上なので、ホウホウの体で逃げ出すように見えて、また笑えばいいのか?と悩みました。

強姦シーンは、女優さんみんな裸になり大奮闘。最初の犠牲者の千葉美紅と言う女優さんは、迫真の演技で感心しました。でもその後は延々同じことの繰り返しです。一人乳飲み子がいると言う女性も手にかけるのですが、彼女が懇願するも絞殺。でもね、あの胸は授乳中の女性のじゃないし、胸を鷲掴みにされた時、必ず母乳がほとばしるもんです。何故それを演出しない?その方が、性器に木を突っ込むなんてバカするより、よっぽど被害者の無念が届きますよ。これは一端で、せっかく描き甲斐のあるプロットを、台無しにする場面の続出でした。

セリフも、何か気の利いたのがあった気がするけど、言霊が全くと言っていいほどなかったので、忘れました。描くのではなくセリフに頼りすぎです。せっかく面白くなりそうな題材だったのにと、とても残念です。

07月28日(日)
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