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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「007 スカイフォール」
終わってみれば、キャストに新陳代謝が激しかった割には、古くて新しい007で、過去への敬意もたっぷり織り込まれていました。007らしい華やかさと、メンデスらしい礼節と敬意、人物たちの掘り下げもきちんと共存していました。いみじくも、シルヴァの台詞で語られた「何故そんなに動き回る。少し休もうじゃないか」は、冷戦終結後、スパイとしての役割や身の振り方に対して、迷いが生じていた007映画へ、メンデスの思いが込められた今回の内容だったのかと思います。これが007史上最高作とは思いませんが、50周年の記念作として、私は充分合格点をあげて良いと思います。やっぱりメンデス最高!

12月16日(日)
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