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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「ロック・オブ・エイジズ」
でね、フェロモン出しまくりで、横を通るだけでどんな女性も失神するほどの破壊力を持ちながら、孤独を背負った裸の王様がトムの役。癒すためのアルコールとグルーピーのお姉ちゃんとの酒池肉林に溺れ、ショービズの汚濁の中で傷ついた心もわからなくなっているステイシー。落日は遠からずの現在です。この役ね、きっとブラピでもジョニデでも、好漢ヒュー・ジャックマンでもソツなくこなすと思う。ヒューなんか歌上手いしなぁ。でもね、ステイシーのゴージャスさと痛ましさを見事に共存させられるのは、トムしかいないと思いません?奇行と三度の結婚と離婚を繰り返し、それでも最後のハリウッドスターと呼ばれ、白い歯を見せながら演じ続けるトム。スキャンダル上等だよ、それがハリウッドやロックの大スターってもんですよ。この作品でも、半ケツ姿や、ロッカーお約束の上半身裸のため、しっかり体も作ってます。見よ、上の画像!今年50と思えば、本当に立派だと思うわ。あんなに舌だして素敵なのは、トムちんの他にはジーン・シモンズだけだよ。
名声が欲しければ、愛は得られないと言うのが、マネージャーの言葉。そんなこたァない!と言わんばかりのラストのハッピーエンドが超嬉しいです。「パイレーツ・オブ・ロック」は60年代、今作は80年代と、70年代後半に聴きまくっていた私でも、両方すごく楽しめたのは、ロックは永遠不滅だと言う事だね。
ジャーニーの曲が二曲かかり、そうだ、スティーブ・ペリーが休養したとこまで覚えているけど、どうなったのかな?とウィキで検索したら、色々彼も苦労したんだなぁと感慨深かったです。私が子育てで大変な時、ふと観た夜中のMTVで流れていたのが、ジューダス・プリーストの「ジョニー・B・グッド」でした。アレンジし過ぎて原曲がわからなくなった代物は、私より年上の彼らがまだロックンロールしている、シャウトしてるんだ、老け込んじゃダメ!と目が覚める思いでした。KISSだって、まだお化粧してロンドンブーツ履いてるじゃないか。私も頑張らなきゃ。次は70年代のロックショー映画が絶対観たいよ。その前にこの作品もう一度観て、ラストは拍手してきます。
09月27日(木)
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