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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「あしたのパスタはアルデンテ」
男も女も騒がしくて滑稽、でも熱気いっぱいのこの作品で、気風の良さと器の大きさを最後の最後に披露したお祖母ちゃんの幕引きの仕方が、あっぱれです。会社を大きくしたはずのトンマーゾたちの父親も、まだまだ母親には勝てないものですね。
登場人物全て描き分けもくっきりしているので、知っている顔がいなくても、迷うことはありません。ラストの大円団は、息子二人がゲイで、家が絶えるなんて事ないのよ、好きな道を生きなさいと優しく諭されているようです。孫が女の子二人なのも、そう言う意味を含んでいるのかも?
いや〜「人生ここにあり!」と言い、イタリア映画最高です。最近はラテンと言うとスペイン映画ばっかり観ていましたが、古くはソフィア・ローレンやマストロヤンニの主演作がいっぱい日本でも公開されてたし、これからもどんどん公開して欲しいな。折しも10月には御大ヴィスコンティ大先生の「ベニスに死す」もリバイバルするし、この秋はイタリアに染まりたい気分です。
09月22日(木)
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